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【職業紹介シリーズ】命を救う『医者』の仕事とその魅力について紹介

2023年03月15日

人々の健やかな生活をサポートするため最善の治療を施す医師という職業。

例年、さまざまなドラマや映画でも医師が題材になるほど、人々の生活にとって身近な存在となっています。

しかし、実際どういった場所でどのような仕事をしているのでしょうか。

 

今回は、そんな医師の仕事についてご紹介していきます。

 

医者ってどんな仕事?

皆さんは医師と聞いて、どのようなイメージをお持ちですか?

「風邪を引いたら薬を処方してくれる」

「大きな怪我や病気のときには手術をして治してくれる」といったところでしょうか?

一概に『医師』といっても、患者さんを診察し治療を施すことだけが仕事ではありません。

病院に限らず、産業医や介護施設、製薬会社など幅広く医師は活躍しています。

 

産業医や介護施設で働く医師は、患者さんが普段と変わらない日常生活を送れるようにリハビリテーションや健康管理などのサポートを行いますし、新薬の開発を目指して製薬会社に勤め「企業内医師」として働く人もいます。

 

 

医者の魅力と大変さ

そんな多岐に渡り活躍する医師の仕事ですが、実際働いてみるとどういった魅力があるのでしょうか。就職先によって異なるかと思いますので、今回は病院勤務の医師を例にみていきましょう。

 

医者の魅力

人命を救う医療のプロフェッショナル

医師は、なりたいと思ってもすぐなれる職業ではありません。

医学系の大学を目指して必死に勉強を学び、大学では医学に関する難しい知識やスキルを身に付けて、国家資格である医師免許を取得したものだけが医師としての道を歩めるのです。

そんな長い道のりを乗り越えてきた分、医師としてのやりがいも強く感じることでしょう。

身体に不調が出ている、怪我をしたので治療をしてほしい、そんなさまざまな病気や怪我で助けを求める患者さんの命を救えるのは医師法によって定められた医師だけなのです。

 

人々の生活に欠かせない存在

人々が健やかな生活を送るためには、健康なからだを維持することが大切です。

そのためには、症状を的確に判断する幅広い医学知識と正しい処置を行える医師の存在は欠かせません。

初診時には重苦しい表情で来院してきた患者さんが、医師の力で少しずつ回復し、笑顔をみせるようになっていく様子をみられるのは「医師になってよかった」と感じられる瞬間なのではないでしょうか。

 

医者の大変さ

人の命に関わる、大きな責任の伴う仕事

上述でもあるように、医師は人々の命を救い健やかな生活を手助けするのが務め。

やりがいも大きい反面、人命に関わる重要な仕事なだけに、ちょっとしたミスや失敗は決して許されません。

どんなに些細なミスでも、結果的に大きな医療事故に繋がる恐れがあるからです。

正しい医学知識を身に付けたうえで、強い責任感をもって患者と向き合う必要があります。

 

また、どれだけ医師が最善を尽くしても、すべての命を助けることはできません。

救えない命もあるということをしっかり念頭に置いて、悲しみを持ち越さないようメンタルケアを行うのも医師にとって欠かせない仕事です。

 

仕事とプライベートの両立が難しい

 

近年、少子高齢化や新型コロナウイルスの影響も重なり、医師の人手不足は深刻化しています。

特に病院勤務の医師の場合、一週間あたりの平均労働時間は47時間。一般企業に勤める人の平均労働時間は40時間以内となっていますので、それだけ多くの時間働いていることがわかりますよね。また、救急科や外科といった緊急性の高い診療科目となってくると最長50時間を超えることも珍しくはありません。

 

それゆえに、仕事と私生活との両立が難しいと感じる方も多いようです。

 

そんな魅力も大変さも兼ね備えたやりがいたっぷりの職業ですが、実際にどうやったら医師になることができるのでしょうか。

 

医者になるために必要なこととは?

医師を目指すためには、まず医学系の大学に進学し、卒業後の医師国家資格に向けて6年間医学に関する基礎知識とスキルを身に付けることから始まります。

大学を卒業したあとは、医師免許を取得するために医師国家試験を受けて合格しなければなりません。

 

医師国家試験は、6年制の医学部医学科を卒業する以外にも下記の条件を満たすことで受けることが可能となります。

 

・外国の医学校を卒業し、厚生労働大臣が適当と認めた者

・医師国家試験予備試験に合格し、1年以上臨床研修を経ている者

 

医師国家試験の合格率は例年90%を超えており、意外と簡単なのかも…と感じる方もいるのではないでしょうか。その理由としては、在学中に与えられる課題の難易度が高く、卒業をする頃には試験に合格するだけの知識が十分に身についていることから合格率も高くなるのではないかとされています。

 

国家資格に合格したあとは、研修医として2年間の臨床研修を受けて、晴れて医師として働くことができます。

 

国や各自治体で公衆衛生医として活躍する方もいれば、開業し地域医療に根付いた活動を目指すなど、多様なキャリア展開ができるのも医師という職業の魅力でもあります。もしかしたら数年後、皆さんのなかにも研究医となって世界で活躍する方がいらっしゃるかもしれませんね。

 

まずは医学系の大学に進学し、医学知識とスキルを基礎からしっかりと身に付けることから始めてみましょう!

 

 

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