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人生20年説
2018年10月30日
人生20年説とは、人生80年=20年×4回の人生を生きるとする考え方です。数学者の森毅教授が著書『人は一生に4回生まれ変わる』のなかで唱えました。仙人のような風情の森教授は、「80年は、ひとつの考えで生きるのには長すぎる。いまの自分に結び付けて考えられるのは20年程度だろう」と語っています。
たしかに、二十年をひとつの人生の区切りととらえれば、未来への過度な不安や過去への深すぎる後悔は無意味化しそうですね。中高生の方達にとっては、大学や専門学校の進路選択は『第一回目の人生(20年)の集大成』に近い状態ということになります。AI社会の到来を過剰に気にせずとも、今目の前にあることに全力で取り組むことが結局は自分を使える人材に育てることになっていたのだと、第二回目の人生のどこかできっと気づくと思います。
ちなみに、私がこの本に遭遇したのは、すこし人生が行き詰まっていた時でした。「あの時はあの時で自分はあれが精一杯だったんだろうな」と行きつ戻りつしながら徐々に過去も肯定するようになり、気が楽になっていました。
藤枝事務局所属: 文系は任せて先生より