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数学の文章問題を解くコツ
2020年11月20日
数学の文章問題を苦手にしている生徒は多いと思います。難しい問題になると、簡単には式が作れません。問題慣れすることも大切ですが、表にまとめたり、図を描いたりして情報を整理すると良いと思います。
今回ご紹介する問題は、最高難易度の静岡県公立高校入試問題です。
注目すべきポイントには、予めマーカーをつけてあります。
<2017年度入試問題>
ある中学校では体育大会のため実行委員の生徒74人が倉庫から長机と椅子を運動場に運び出し、受付用、本部用、来賓用として設置することになった。1・2年生の実行委員が長机を2人で1台ずつ、3年生の実行委員が椅子を1人4脚ずつ運び出した。運び出した後、長机を受付用として4台設置し、残った長机を本部用と来賓用として同じ数ずつ設置した。次に、椅子を受付用と本部用の長机1台につき3脚ずつ、来賓用の長机1台につき2脚ずつ設置したところ、運び出した長机と椅子をちょうど全部使うことができた。運び出した長机と椅子はそれぞれいくつですか?
今回は1・2年生の生徒を人、3年生の生徒を人として式を作ります。
式の1つは簡単に作れそうですね。
もう1つの式を作るために、情報を整理しながら表を完成させていきましょう。
<注目すべきポイント>
①運び出した長机は1・2年生の半分
②運び出した椅子は3年生の4倍
⇓
③本部用と来賓用の長机の数は同じ
⇓
④本部用と来賓用の椅子の数は長机の数のそれぞれ3倍、2倍
<式>
いかがでしたでしょうか?正直なところこのレベルの問題を試験時間内に解くことは、なかなか難しいと思います。私も初めて見たときは「えっ?(いつもと違う…)」と思いました。しかし冷静になって情報を1つ1つ整理していくことで、何とか式までたどり着くことができるのではないでしょうか!!
受験生にとってはこれから期末テスト、第2回学力調査テストと大事なテストが続きます。11月をどのように過ごせば良いのかは、言わなくても大丈夫ですね!!
高校入試に向けて最高の結果が出せるように共に闘いましょう!!
浜松事務局 共闘先生