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ホワイトゴールドの正体

2021年05月07日

宝飾品に使われる金属にホワイトゴールドと言うものがありますが御存知でしょうか?日本語に直訳したら白金になるでしょうか。
しかし、白金=プラチナです。それではプラチナ=ホワイトゴールドでしょうか?
答えはNoです。ホワイトゴールドとプラチナは全くの別物であり、ホワイトゴールドには日本名が無いのです。
ホワイトゴールドに対抗して普通の金をイエローゴールドと呼ぶ事もあるらしいので複雑です。
それではホワイトゴールドとはどんな物か想像してみて下さい。
答えは何と合金です。金、銀、ニッケルなどが混じった合金であり、金の含有量も様々で、色々なカラットのホワイトゴールドが存在しているのです。
金は他の金属が混じると微妙にその色が変化します。トリカラーゴールドの宝飾品がありますね。黄色、ピンク、青色がかった3色の金を使った指輪やピアスです。金の色を人工的にワザと変えてお洒落にしているのです。
具体的な例をあげると、
金+銀=グリーンゴールド
金+銅=イエローゴールド
金+銅+亜鉛+ニッケル=ピンクゴールド
金+銀+銅+カドミウム=ベージュゴールド
金+アルミニウム=パールゴールド
こんな感じです。
金も銀も純度の高い物は硬度が高くありません。という事は純金や純銀で作った宝飾品は使ううちに摩耗して輝きを失ってしまいます。そのために宝飾品の金や銀はほとんど全てが合金になっています。金の実用品に24金ではなく18金が多いのも金を倹約する意味とともに高度をあげる意味があるのです。
しかし、金の場合は表面を放射線処理をする事により硬度が増しさらに虹の干渉色の様な複雑な色が出ることがわかり実用化されつつあるようです。
技術の進歩は凄いですね。
皆さんの身の回りの金属を改めて見てみて下さい。
きっと面白い発見があると思います。
    藤枝事務局 T.U先生
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