皆様、こんにちは。
今回は維管束と水溶液のお話です。
先月、姪(小学6)とお買い物に出かけたとき、お花屋さんに水色のと蛍光ピンクの菊が売ってました。もちろん生花です。
ブルーが大好きな姪は私に青い菊ってあるのと聞いてきたので、私は白い菊を後から染めるんだよと答えました。
花びらに色を塗るの?と聞いたので、色着きの水に浸けて染めるのと答えたら、お目目をキラキラさせて、お家でもできる?と聞いてきたので、できるよと気軽に答えました。
数日後、従姉から恨みがましい声で、余計なこと言うから、白い花を絵の具を溶かした水に浸けてちっとも染まらないとご機嫌斜め。なんとかしてくれと連絡がありました。
絵の具水では、何故染まらないのか?絵の具の水溶液は完全に絵の具が水に溶けているわけではなく、高校生さんなら聞いたことあるコロイド溶液で、絵の具の粒子が水の中に散らばっている状態。植物の水を体内に取り込む維管束の道管はとっても細いので色素粒子を吸い上げることはできません。
色着きの花は専用の染色液があるのですが一般では手に入りにくく、しかも高価です。
お家でできるよと答えた責任上、お家で染める実験をすることになりました。用意したのは、カスミソウ、スプレー菊、トルコキキョウ。いずれも双子葉類、維管束が円状に並んでるもの、そして染色液はプリンターの補充液、マゼンタ、シアン、イエロー。最近は100均ショップで手に入ります。こちらは絵の具と違い、液体顔料なので道管の中にも入れます。水に溶かしてつけると、五分位でカスミソウが染まって来ました。
姪はもちろん、大満足。
反省、余計なことは言わないようにしよう。
では皆様、お勉強頑張ってくださいね。疑問に思った事は調べて実証すると楽しいですよ。
沼津事務局 理系マダム先生
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