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【職業紹介シリーズ】根強い人気!憧れの教員(教師)を目指そう!

2022年07月06日

例年、子どもたちのなりたい職業ランキングの上位をキープする「教員(教師)」の仕事。

「子どもが好き!」「物事を人に教えられる仕事がしたい!」そんな想いで教師を目指す方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は、そんな教員の仕事や魅力、なるために必要なことについてご紹介していきます。

 

教員・教師ってどんな仕事?

教員(教師)とは、小学校、中学校、高校などで生徒に勉強や社会でのルール、道徳を教えて、成長へと導く職員のことをいいます。

文部科学省の定める学習指導要領に従って、1年間決められた範囲をすべて履修できるように授業を行うほか、社会のルールや集団生活での過ごし方など、友人関係や風紀が乱れないように指導・助言をするのも教員の重要な仕事のひとつです。

 

教員・教師の魅力と大変さ

では次に、教員になることの魅力について紹介していきます。

 

【教員・教師の魅力】

・教育者としてのやりがい

教員としてもっともやりがいを強く感じるのは、生徒たちが立派に成長し、将来さまざまな場面で活躍する姿を見られるというところではないでしょうか。

少しずつ築かれる信頼関係を得て、次第に見えてくる生徒たちのさまざまなストーリー。そのなかに自身も関わることで変化がうまれて、良い方向に向かって進んでいくのを直接見守ることができるのは教員の最大の魅力といえますよね。

 

・安定した職業である

教員を目指すメリットのひとつに、安定した職業であるということが挙げられます。

公務員と同様に定年まで勤めることができ、手当や待遇などの福利厚生も充実しています。収入面に関しても勤務年数に応じて給与額は上がり、年2回のボーナスも貰えます。

不祥事などの問題を起こさない限りは、リストラをされる心配もないといった点から安定性を求め教員を目指す人も少なくありません。

 

【教員・教師の大変さ】

・多忙な労働環境

団塊世代の定年退職に伴い、教職員は年々人手不足に陥っています。

そのうえ、授業はもちろんのこと、提出物の確認、プリントや保護者に向けた資料の用意、担当授業のテスト作成など、やらなければならない事務仕事も多くあります。

授業の無い時間には事務仕事をこなし、生徒に問題が起きれば職員会議が行われ、業務内に終わらなかった仕事は残業してやらなければなりません。

 

また学校によっては通常の業務に加えて、各部活動の顧問と併用するケースもあります。その場合、平日は学校業務、休日は部活動と、ライフワークバランスが難しくなってしまうことも少なくありません。

 

・人間関係が大変

教員にとって生徒指導は欠かせない仕事のひとつです。生徒同士のトラブルには迅速に対応し、生徒の心に寄り添いながら教えを諭すことは、どんなにベテランの教員でも難しいと感じてしまうことでしょう。

また生徒に限らず、保護者の声に耳を傾けるのも忘れてはいけません。

近年、ニュースなどでも話題となっている「モンスターペアレント」。保護者からの過度な要望やクレームにも対応しなければならず、それが原因で心身的ストレスを抱えてしまう方も少なくありません。

 

そんな魅力や大変さを兼ね備えた教員という仕事。実際になるためにはどういったことをやらなければならないのでしょうか。

 

教員・教師になるために必要なこととは?

 

教員になるためには「教員免許」を取得し、教員採用試験に合格。そこから学校教員としての勤務がスタートします。

 

まずは、教員免許について簡単にみていきましょう。

 

教員免許にはおもに3つの種類があります。

・大学院、大学、短大で教職課程を修了し取得する「普通免許状」

・教科に関する専門的な知識や経験を持ち、社会的経験をしている方に与えられる「特別免許状」

・助教授および養護助教諭の免許として授与される「臨時免許状」

 

普通免許状には、「一種」「二種」「専修」の3つに分かれており、それぞれ学位によって取得条件が異なりますが指導範囲には特に変わりはありません。

 

【普通免許状の種類】

一種免許状… 学士の学位を有することが必要

二種免許状…短期大学士・専門士の学位を有することが必要

専修免許状…修士の学位を有することが必要

 

教員免許を取得したのち、次に待ち受けるのは「教員採用試験」です。

教員採用試験は、毎年夏〜秋ごろにかけて各自治体で実施されています。細かな日程は自治体によって異なりますので、調整次第では他県との併願も可能です。

 

一般的には「筆記試験」「面接試験」「実技試験」「適性検査」の4つで構成されており、これらにすべて合格することで「教員採用候補名簿」に名前が登録され、そのなかから各学校に採用されるといった仕組みとなっています。

 

採用の倍率は各都道府県によって異なり、例えば沖縄県はもっとも高く17.3倍、もっとも低いものだと福岡県、熊本県など複数県で1.3倍といった結果となりました。(※1 )

着実に教員への道を目指したい方は、倍率の低い都道府県で試験を受けると良いかもしれませんね。

 

(※1『■2022年度教員採用試験 自治体・校種別最終選考倍率』より参考)

 

「生徒たちが成長していく姿」を見守れる喜びとやりがいを求めて教員を目指したという方は多くいらっしゃいます。

自己成長も問われるこの仕事には、苦しさや大変さもあるかと思いますが、それに勝る面白さや生きがいも感じられるのが教員の魅力といえるのではないでしょうか。

ぜひ、皆さんも教員への道を目指してみてくださいね。

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