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〇〇が赤く見えるのはなぜ??
2022年10月07日
さて皆さん、来月11月8日は何の日かご存知ですか?
・・・天体ファンお待ちかね、『皆既月食』です!今回の皆既月食は、なんと日本全国で観測することができるんです。18時10分頃から満月が欠け始め、19時15分頃から約90分間、皆既月食を楽しむことができます。
月食は、太陽・地球・月が一直線となり、地球の影に月が入って月が暗くなる現象です。
このとき月は太陽からの光を反射できずに真っ暗になってしまうはずですが・・・実際には『暗く赤っぽい月』が見えます。それでは何故、『暗く赤っぽい月』が見えるのでしょうか?
・・・答えは、『太陽の光が地球の薄い大気を通過するとき、屈折した赤い光が月を照らすから』です!
波長の短い青い光などは大気中の物質にぶつかって進むことができませんが、波長の長い赤い光は大気中で屈折した後、大気中の物質の間をくぐり抜け、その後宇宙空間に飛び出し、月を照らします。3年前に私の書いたブログ『お空が赤いのは・・・』で、夕日が赤く見えるのは何故かをお話させて頂きましたが、それと同じ原理なんですね。
さてこの皆既月食ですが、世界中で『不吉だ、天変地異の前ぶれだ』と嫌われてきたようです。日本では源頼朝が月食の光を避け、屋内から外へ出なかったと伝えられています。
しかし反対に、カリフォルニア南部のある一族では、月が病気になっていると思い、元気になるようにと歌や祈りを捧げていたそうです。なんとも温かい部族ですね!
KATEKYOでは、生徒が元気になるよう、これからも熱い想いを捧げ続けます!
最後に耳寄り情報です。大きな自然のイベントがある年は、全国的にそれが受験に出る可能性が高いんです。次の高校入試は、『月食』が狙われやすいですよ!!
藤枝事務局 パワフル先生