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活用の無い自立語
2023年01月13日
今回は活用の無い自立語の話をします。
そもそも、「活用って何?」と聞かれることがありますが、活用とは語尾の形が変わることです。例えば、動詞の「走る」ですが、「走らない」「走れば」などと形を変えていきます。このように形を変えることを活用すると言います。今回は活用の無い自立語の話なので、当然、形が変わることはありません。「本」は「本」ですし、「しかし」は「しかし」です。
活用の無い自立語は、名詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞の5種類です。
名詞は物の名前を表します。「本」や「机」、「富士山」も名詞です。さらに細かく普通名詞や固有名詞などに分類することもあります。
副詞は用言を修飾、連体詞は体言を修飾します。以前、生徒さんにそう説明したら「副詞じゃなくて連用詞にすれば良かったのに」と言われました。ちなみに中学生の頃の私は、テストで品詞が分からなかった時は副詞と書いていました。実は、副詞は少し難しい品詞です。
長文読解の問題でも選択肢として聞かれることの多いのが、接続詞です。文と文との関係を表す働きをします。小論文を書く時には、1文を短めにし、的確に接続詞を遣うことで論理的な文章に仕上げることができます。
最後に、感動詞は感動、呼びかけ、応答を表します。電話に出る時の「もしもし」や挨拶の「こんにちは」も感動詞になります。
試験では比較的聞かれることの少ない活用の無い自立語ですが、品詞の分類として覚えておいてください。
沼津事務局 国語はお任せ先生