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【職業紹介シリーズ】動物飼育員になりたい!お仕事内容と魅力を紹介

2023年05月10日

動物園や水族館には、さまざまな種類の生き物が集められています。これらの動物たちは、本来の自然な環境とは異なり、人工的な環境の中で過ごしていますよね?そんな環境のなかでも、動物たちが健康で快適に過ごせるのは、施設設備はもちろんのこと、動物飼育員の重要な役割があるからなのです。

 

「毎日動物のお世話をするだけの仕事でしょ?」と思われるかもしれませんが、それは大きな誤解です。動物たちが安心して暮らせるように、さまざまな仕事を担っています。

 

今回は、そんな動物飼育員の仕事について簡単にご紹介していきます。

 

動物飼育員ってどんな仕事?

動物飼育員は、動物園や水族館などで動物たちを飼育・管理しています。

 

おもな仕事内容は以下のようなものがあります。

 

飼育環境の整備

動物飼育員は、動物たちが快適に生活できるように、飼育環境を整備することが重要です。例えば、適切な気温や湿度、照明などの環境条件を整えたり、エサや水の補給を行ったりと、動物たちの体調に合わせて臨機応変に対応しています。

 

健康管理

動物たちの健康状態をチェックし、病気や怪我がないかどうかを確認します。体調不良の現れは動物によって異なります。担当する動物の生態系をしっかり把握し、必要に応じて治療や薬の投与のほか、病気予防のためのワクチン接種などを行うこともあります。

 

行動観察・記録

動物たちの行動を観察し、その変化や異常がないかを確認します。また、日々の飼育状況や体調、エサの量などを記録することも重要です。コミュニケーションをとることが難しい動物を相手に、体調の変化を理解するためには、日々の細かな観察記録は欠かすことができません。

 

イベントの企画・運営

動物飼育員は、動物たちを利用したイベントの企画や運営を行うこともあります。例えば、ショーの開催や、動物とのふれあいイベントの企画などがあります。

企画の内容によっては、動物たちにトレーニングを指導するのも動物飼育員の仕事となります。

 

なお、動物飼育員は、動物の種類や大きさ、特性によって担当する仕事内容が異なることもあります。年間を通して動物たちに接するため、それだけ体力や精神力が求められる仕事でもあるのです。

 

動物飼育員の魅力と大変さ

そんな魅力あふれる動物飼育員の仕事ですが、実際に働くことでどのような魅力があるのでしょうか。

 

動物飼育員の魅力

動物飼育員になるメリットは以下のようなものがあります。

 

動物と関わることができる

動物飼育員は、日々動物たちと接するのが仕事です。動物たちとのふれあいや観察を通じて、自然や動物のことを深く知ることができます。自然環境の中で仕事をすることで、自然や動物を身近に感じることができるだけでなく、飼育員自身も健康的な環境で働くことができます。

 

挑戦的な仕事

動物飼育員は、動物たちを飼育するだけでなく、イベントの企画や運営なども行うことがあります。そのため、常に新しいアイデアを出しては、創意工夫をすることが求められます。ときには、ショーを開催するため動物たちの得意技を磨くトレーニングも必要となるでしょう。挑戦的な仕事に取り組むことで、自己成長を促すこともできます。

 

社会貢献ができる

動物園や水族館があることによって、一般の人たちに自然や動物のことを学んでもらうことができます。まだ動物を見たことのない来場者に少しでも興味を持ってもらえるように、動物たちの魅力をポップ看板やイベントで紹介している飼育員もいます。

また、保護や繁殖、研究などに取り組むことで、生態系の維持と社会貢献ができることも動物飼育員ならではの魅力といえるのではないでしょうか。

 

動物飼育員の大変さ

一方で、動物飼育員になるデメリットは以下のようなものがあります。

 

動物飼育員は体力勝負!

動物飼育員は、動物園や水族館など屋外で仕事をすることが多いため、天候に左右されることがあります。ときには炎天下や寒さなど、厳しい自然環境の中で働くこともあり、体力や体調管理にも気を配らなければなりません。

また、動物園や水族館は、土日祝日などの休日に家族連れが多く訪れるため、週末や祝日のシフト勤務が多いことがあります。それに加えて、動物たちの世話が24時間365日必要となりますので、夜勤や早朝勤務など不規則な勤務時間となってしまいがちです。

 

生き物の世話をするということ

動物たちを飼育するには、食事やトイレ、運動や遊びなど様々な世話が必要です。また、病気や怪我をした動物の治療やケアが必要な場合も出てくることでしょう。言葉を話せない動物たちの些細な行動の変化を読み取り、迅速に適切な処置が求められます。

また、動物たちの寿命は人間よりも短く、病気や事故などで動物たちを失うこともあります。動物飼育員は、そうしたことに心を痛めることもあるため、強い精神力と心のケアも必要となるでしょう。

 

動物飼育員になるために必要なこととは?

 

動物飼育員になるには、動物や自然に関心を持ち、動物たちの習性や生態系について学ぶことが大切です。また、動物たちの世話や病気のケアについても知っておかなければなりません。

以下のようなステップを踏むことが重要です。

 

STEP1:関連する学校での学び

動物飼育員になるためには、動物関連の学校や専門学校での学びが有効です。動物の生態や飼育技術、獣医学などを学び、実習を通じて基礎知識を習得します。

また、動物飼育員に必要な資格や認定もありますので、在学中に資格を取得すると就職の際に活かすことができます。例えば、動物愛護管理士や動物看護士、アメリカの認定試験である動物飼育管理者資格、動物管理士資格などがあります。

 

STEP2:実務経験を積む

動物園や水族館などで動物飼育員として働くためには、ある程度の実務経験が求められます。そのため、ボランティアやアルバイトから始めることが多く、経験を経て動物飼育員としての仕事に一歩踏み出せるのです。

まずは動物園や水族館に直接問い合わせて、募集状況を確認することから始めてみましょう。就職先を決める際には、働く環境や福利厚生、給与水準などもしっかりと調べ、慎重に判断することが大切です。

 

STEP4:動物飼育員としての活動がスタート

無事に就職できたあとは、晴れて動物飼育員としての仕事が始まります。

状況によって、どの動物を担当するかは異なります。自身が希望する動物にならない場合もありますので、その点は肝に銘じておきましょう。

なかには絶滅危惧種にかかわる重要な動物を任される場合もあるかもしれません。

どの動物に対しても愛情をもって、少しの変化も見逃さない注意力と観察力をしっかり身に付けておきましょう。

 

いかがでしょうか。

動物園や水族館において、主役となるのは動物たちです。しかし、彼らを支える陰の存在として、動物飼育員の仕事があります。様々な大きさや生態系を持つ動物たちが、健康かつ快適な環境で生活できるように、動物飼育員は日々努力しています。

動物飼育員を目指す方は、基礎的な知識から学び始めましょう!

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