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【職業紹介シリーズ】言語の壁を超える『通訳者』ってどんな仕事?

2023年08月09日

異なる言語や文化をつなぐ架け橋となる『通訳者』の仕事。通訳者は、言葉の壁を超えてコミュニケーションを円滑にする役割があります。国際会議やビジネスミーティング、文化交流イベントなど、さまざまな場面で重要な存在となることでしょう。

 

この記事では、通訳者の仕事の魅力や役割についてご紹介します。

興味を持たれた方は、ぜひ続きをお読みください。

 

通訳者ってどんな仕事?

おもに通訳の仕事は、異なる言語を話す人々のコミュニケーションを円滑にするために、口頭での言葉の翻訳を行います。以下に通訳のおもな仕事内容をいくつか挙げます。

 

会議や交渉の通訳: 通訳者は、異なる言語を話す参加者が集まる会議や交渉の場で活躍しています。スピーチやプレゼンテーション、商談、質疑応答など、リアルタイムでの言葉の翻訳を行い、参加者間の円滑なコミュニケーションをサポートします。

 

司法通訳:司法手続において、被告人や証人、弁護士などが異なる言語を話す場合、通訳者が法廷での言葉の翻訳を担当します。証言や法廷記録の正確な伝達を確保し、公正な裁判の実現に貢献します。

 

医療通訳:医療機関での診療や医療相談において、患者と医療スタッフの間の言語の壁を取り除くためには確かな通訳が必要です。通訳者は患者の症状や医師の指示を正確に伝え、適切な医療ケアを受けるためのサポートを提供します。

 

イベント通訳:国際的なイベントや会議での通訳も一般的です。講演やパネルディスカッション、文化交流イベントなどで、参加者間のコミュニケーションを円滑にするために通訳は欠かせません。

 

通訳者は高い言語スキルと翻訳能力を持ち、リアルタイムで正確な翻訳を行う必要があります。また、特定の分野に関する専門知識や文化への理解も求められます。通訳の役割はコミュニケーションの円滑化に寄与するため、信頼性、中立性、機密保持の原則を守ることも重要です。

 

通訳者の魅力と大変さ

では、そんな通訳者になることで実際にどのような魅力を感じられるのでしょうか。

 

通訳者の魅力

通訳者になることで得られる魅力は以下のようなものがあります。

 

言語と文化の架け橋になる

通訳者になることの最大の魅力は、なんといっても言語の壁を越えてさまざまな国の人々とのコミュニケーションツールを担うことです。英語、中国語、ヒンディー語…と、現在世界での主要言語は23個あるなかで、通訳者は言葉の壁を超えて情報やメッセージを伝えることで、人々や文化の理解を促進することができます。実際、多言語を理解し、実用的に話せる人の割合は少なく、国際交流において通訳者は欠かせない存在です。

通訳者は、異文化の交流を支える要となり、国際的なコミュニケーションの架け橋として多岐にわたり活躍しています。

 

文化的な知識とコミュニケーションスキルの活用

通訳をするためには、さまざまな分野やトピックに関する知識を深める必要があり、常に学習の機会が与えられる仕事です。異文化理解を深めることで、自身の教養や視野を広げることができます。

また、通訳者は言語だけでなく、コミュニケーションスキルも重要です。言葉の裏にある意味やニュアンスを理解し、正確かつ適切に伝える能力が求められます。より多くの経験を積むことで、対話のフローをスムーズに保ち、コミュニケーションの円滑化に貢献することができます。

 

多様な仕事の機会

通訳者はさまざまな分野で活躍することができる職業です。例えば、国際会議やビジネスミーティング、司法や医療など、あらゆる場面で通訳を必要とするケースは少なくありません。そのため、興味や得意な分野に応じて、幅広い仕事に携わることができます。

また通訳者は、国際的な環境で仕事をすることが多いため、異なる文化や背景を持つ人々と交流する機会があります。国内で活躍する方もいれば、実際に現地で暮らし、経験を積むことができるのも魅力のひとつ。

仕事を通じて国際感覚を養い、グローバルな視点を持つことができるでしょう。

 

異文化の交流やコミュニケーションに興味があり、言語に関するスキルや教養を活かしたい方にとって、魅力的な職業のひとつといえるのではないでしょうか。

 

通訳者の大変さ

さまざまな魅力がある通訳者の仕事ですが、実際に働くうえで大変だと感じるポイントもいくつかあるようです。

 

不規則なスケジュールと高いストレス耐性

通訳者は、イベントや会議などの長時間の仕事に従事することがあります。通訳の需要はときに予測できないため、仕事のスケジュールが不規則になることも。柔軟な働き方が求められる一方で、予定変更や急な依頼への対応が必要となるケースも少なくないようです。

また、通訳はリアルタイムでの言語翻訳を行うため、高い集中力とストレス耐性が求められます。場面によってはプレッシャーのかかる状況での通訳が必要とされることもあるでしょう。ミスや誤訳が許されないため、精度と正確性を保つことが重要です。

 

文化や専門知識の理解と学び続ける姿勢

通訳者は、言語だけでなく異なる文化や専門領域の知識に詳しくなる必要があります。

コミュニケーションの円滑さや正確さを保つために、言葉の裏にある文化的な意味や専門用語を理解し、適切に翻訳しなければなりません。

また言語や文化は常に変化し続けるものです。通訳者は常に新しい表現やトレンドに対応するため、継続的な学習と自己啓発が不可欠です。

 

言語よりも難しい相手の心情

通訳者は、円滑なコミュニケーションをするうえで相手の気持ちを理解する必要があります。複数の言語を流暢に話し、文化や専門知識を蓄えるのはもちろんのこと、心情や言葉の文脈を理解し、いかに違和感の無いように言葉を選び相手に伝えるか、といった難しさも秘めています。

単に言葉を翻訳すればいいというわけではなく、怒りや喜び、悲しみなど、相手の感情をしっかり汲み取ることも通訳者の重要なスキルといえますね。

 

通訳者になるために必要なこととは?

では実際、通訳者になるためには何を学び、どのようにして職業に従事するのでしょうか。

以下の手順やスキルを参考に通訳者への道を目指してみてください!

 

1、言語スキルの習得

通訳者は複数の言語を流暢に話す必要があります。まずは目標とする言語を基礎から学び、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングのスキルを向上させてください。言語学校や大学での言語学の学位プログラム、オンラインの言語学習プラットフォームなどを活用しましょう。

 

2、文化理解と専門知識を磨く

通訳者は異なる文化や専門分野の知識に精通していることが求められます。関心のある分野についての学習や経験を積み、専門用語や文化的なニュアンスについて理解を深めましょう。研究や留学経験を通じて、専門知識を広げることが重要です。

 

3、通訳技術の習得

通訳者には高度なコミュニケーションスキルとリアルタイムでの翻訳能力が求められます。同時通訳やウィスパリング通訳(※1)のテクニックを学び、正確で迅速な翻訳を行う能力を開発してください。通訳者向けの研修プログラムやワークショップに参加することも役立ちます。

 

(※1 ウィスパリング通訳とは…対象者の傍でささやくように通訳を行い、機材を用いて複数名の方に向けて通訳をすること)

 

4、実務経験の積み重ね

通訳の実務経験を積むことは非常に重要です。翻訳会社や国際機関などでのインターンシップやアシスタントのポジションを探しましょう。実践を通じて翻訳スキルを磨き、業界内での信頼と実績を築くことができます。

 

★認定や資格を取得することもおすすめ

より通訳者としての信頼性を高めるために、関連する資格や認定を取得することもおすすめです。例えば、案内業をおこなう際には国家資格の通訳案内士の資格が必要となります。

ほかにも「TOEICⓇ」や、ビジネスシーンで使う実用英語まで出題される「ビジネス通訳検定(TOBIS)」などがおすすめです。

適切な資格を取得することで、自身の専門性をアピールできますよ。

 

通訳者は、異なる言語を使う人々の間に立ち、コミュニケーションを円滑にする重要な役割を果たす専門職です。彼らは会議やイベント、交渉などの場で口頭翻訳を行い、文化や意図を正確に伝えます。そのためには高い言語能力と文化理解を持ち、迅速かつ正確に情報を伝達するスキルが求められます。

通訳者の仕事は多様で刺激的であり、異なる分野や国際的な環境で活躍することができます。

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