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AI時代に必要な才能は?10年後に活躍する子どもの育て方

2024年03月06日

2020年度より、小学校でプログラミング教育が必修化され、ChatGPTをはじめとした生成AIは、様々なサービスのお客様サポートの受け答えやニュース原稿などの文章作成など、私たちの身近な場面でも徐々に活用され始めています。今後、ますます社会に浸透していくことが予想されるAI技術により、暮らしはさらに便利に、効率化されていくことでしょう。但し、AI技術の発展は、私たちにとってメリットばかりとはいえないかもしれません。

 

野村総合研究所は「日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能になる」と発表しており、今後10~20年後のうちに、100種類あまりの職業がAIやロボットに奪われてしまう可能性が高いといわれています。

 

そこで今回は、【子どもがAIと共存して生き抜く力を身につけるために必要なこと】をご紹介します。

必要なのは早期教育ではなく「いつもの生活」

AIは日常の英会話、簡単な事務作業、情報整理、簡単なプログラミング作業など、様々な作業の代行が可能です。AIに仕事を奪われるのではなく、AIを使いこなす側に立つために、これから活躍する人間に必要なのは、「問いを立てる力」「編集力」「想像力」「表現力」や「コミュニケーション能力」です。

 

次々と出現する新しい技術や、働く人のダイバーシティが進む社会に我が子を送り出すことになる親が子どもについついやらせたくなってしまうのが、語学やプログラミングなどの早期教育です。しかし、IT・教育・子育ての各専門家たちの答えはそうではありません。

 

中学・高校受験の専門家も、「大事なのは早期教育の詰め込みではなく、家庭での会話やお手伝い」と話します。いま、難関中学校の入学試験では、従来のように知識の詰め込みではなく、思考力や創造力を試す傾向が強まっています。それを伸ばすために必要なのは、「日常のコミュニケーション」だといいます。日常生活の中で、親が子どもに常に「何で?」と聞くことで、「考える力」「伝える力」を育む訓練になります。これを習慣化すると、子どもは言葉を口にするたびにその理由を考え、深く思考する癖がつきます。その習慣さえ身につけることができでれば、子どもにはできるだけ自由な時間を与え、好きなことに没頭させたほうがいいといいます。ゲームでも、スポーツでも、工作でもなんでもいいので、好きなことに夢中になって課題に取り組み、挫折したり乗り越えたりする体験が集中力を発揮させ、創造力を引き上げるのです。「考える力」「伝える力」に加え、「集中力」「創造力」が醸成される環境が整ったところで、さらに伸ばしたい子どもの才能は下記の3つです。

≪AI時代に伸ばしたい子どもの才能≫

・問題を見つけ、課題解決につなげる力

・集中力と持続力

・新しいことに挑む実行力と挑戦心

 

それでは、子どものこれらの才能を磨くために、親はどのようにすればよいのでしょうか。

そのための:≪7つのアイディア≫をご紹介します。

≪AIに負けない、子どもの才能の磨き方≫

・いろいろな体験をさせる

・親以外の大人との出会いを促す

・集中力がある、と実感させる

・AIやSNSなどの仕組みを理解したうえで、試させる

・習慣化の自信をもたせる

・「失敗はどんどんしていい」と伝え続ける

・親も挑戦を続け、その背中を見せる

 

一方、子どもの創造力を奪ってしまう、親の言動もあります。

≪子どもの創造力を奪う!親のNG行為≫

・子どもの判断をせかしたり、口を出したりする

・子どもの将来の道を勝手に決める

・子どもに問いを投げかけない

・子どもには挑戦を促すが、親は挑戦しない

・「どうせできない」などのネガティブな言葉で子どもの挑戦を阻む

このように、親の思い込みでネガティブな言葉を子どもに投げ続けると、子どもの可能性を狭め、ポジティブな思考を封じることにつながるので注意が必要です。

 

子どもでなくとも、「どうせできない」「あなたには向いていない」などといわれ続ければ、落ち込んでしまいますよね。

 

ここまで、AIと共存する社会で活躍するために、子どもに身につけさせたい能力とその伸ばし方をご紹介してきました。

 

最後に、習い事についてお話します。

冒頭で、早期教育は必要ないとご紹介しましたが、子どもが自発的に“やりたい!”と思える習い事は別です。ここ数年で習い事にも多様化の波が到来しています。

 

定番のスイミング、サッカー、体操、音楽教室、英語教室、書道なども安定的に人気がありつつ、近年では、ダンス、プログラミング、ロボット教室から、トランポリンやスケート、料理、サイエンスなど幅が広がり、リアル教室だけでなく、オンライン形式も増えています。

 

そもそも、習い事を通して子どもに何を得てほしいと願いますか。習い事の種類を問わず、実はスキルや知識よりも、「達成感」「充実感」「コミュニケーション能力」などの獲得を期待するのではないでしょうか。

 

子どもにどんな習い事をさせればいいか悩むとき、下記の条件を参考のひとつにしてお子さんと話しあってみてください。

≪習い事を決める・続けるときのポイント≫

・自分でやりたい、続けたいと心から望んでいるか

・自分で物事に取り組み、仲間と頑張るなどの経験から達成感を得ているか

・その習い事の仲間と楽しそうにコミュニケーションを取っているか

同じ習い事を継続して続けることもいいことですが、長く続けることだけが重要ではありません。習い事の継続については、子どもの様子をみながら、定期的に親子で話し合って決めましょう。

 

以上、今回はAIの活用が進む現代で、10年後も活躍する子どもに必要な才能や、その伸ばし方を中心にご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。AI時代の到来で、人間の職業が奪われるなどの一見ネガティブな見方もありますが、任せられる作業はAIに任せて、人間は、より「人間しかできない仕事」に集中できるようになることで、かえって人間らしい「思いやり」や「ひらめき力」がさらに活かせる時代が来るともいえるかもしれません。私たち大人も「人間力」を磨いて子どもたちとともに成長していきましょう。

 

参考:東洋経済「AI時代の子育ての教科書」

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