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【職業紹介シリーズ】 海の安全を守る潜水士の仕事と魅力

2025年07月15日

海の中は、私たちが普段見ている世界とはまったくちがう、神秘的で特別な場所です。きれいなサンゴや魚がすむだけでなく、人が働くための大事な場所にもなっています。そんな海の深いところで活躍するのが「潜水士」という仕事です。

この記事では、潜水士の役割や魅力について詳しく紹介していきます。

 

潜水士ってどんな仕事?

 

潜水士は、海や河川など水の中に潜って作業をする専門家です。

仕事内容はとても幅広く、港の工事や橋の点検、水中に落ちてしまったものの引き上げなどがあります。海の中で働く潜水士という職業について詳しく見てみましょう。

 

潜水士の仕事内容

建設・土木工事:海や川の底で橋の基礎工事を行ったり、港の建設に携わったりします。水中でコンクリートを打設したり、鉄筋を組み立てたりする作業は、陸上では決してできない特別な技術が必要です。

船舶のメンテナンス:大きな船の船底や船体の点検・修理を行います。船を陸に上げることなく、水中で溶接や清掃作業を行うため、船の運航を止めずに済みます。

海洋調査・研究:海底の地形を調べたり、海洋生物の調査を行ったりします。環境保護や科学研究のために、水中でサンプルを採取することもあります。

救助・捜索活動:事故が起きた時には、水中での人命救助や物の捜索を行います。警察や消防と連携して、社会の安全を守る重要な役割を担っています。

潜水士は全国各地の海、川、湖で働きます。時には海外のプロジェクトに参加することもあり、世界中の海を舞台に活躍できる職業です。

 

潜水士の魅力と大変さ

海の中で働く潜水士は、特別な技術を持つプロフェッショナルです。きれいな海に潜って作業をすることには大きなやりがいがありますが、その一方で、危険や苦労も少なくありません。

 

潜水士の魅力

海の中でしかできない仕事ができる

潜水士は、水中で活躍する特別な仕事です。海底に眠る遺物を探したり、船や橋を修理したりと、水中ならではの作業を担当します。海の中での景色や生き物を間近に感じながら働けるのは、大きな魅力です。毎日同じことの繰り返しではなく、場所や作業内容が変わるので、新鮮な気持ちで取り組めます。自然と一体になって働く体験は、他の仕事では味わえない特別なものです。

 

高い専門性が評価される

潜水士は国家資格が必要で、しっかりとした知識と技術を持つプロフェッショナルです。そのため、周囲から「専門家」として信頼され、責任ある仕事を任されることが多いです。水中作業は危険も伴うため、チームの安全を守る重要な役割もあります。自分の技術で問題を解決したときの達成感はとても大きく、やりがいを強く感じられることでしょう。

 

チームワークで安全を守る

潜水士の仕事は一人ではできません。水上と水中でチームが常に連絡を取り合い、協力して作業を進めます。そのため、仲間との信頼関係がとても深くなり、強い絆が生まれます。危険が多い環境だからこそ、声をかけ合い助け合うことが欠かせません。仲間と一緒に困難を乗り越えたときの喜びや達成感は格別です。信頼し合えるチームで働けることは、大きな魅力の一つです。

 

潜水士の大変さ

危険と隣り合わせの仕事

潜水士の仕事は常に危険と背中合わせです。海の中では水圧や視界不良、潮の流れなど、予想できないトラブルが起こることもあります。万が一に備えて酸素ボンベや機材の点検を徹底し、安全手順を守ることがとても大切です。どれだけ経験を積んでも油断は許されません。精神的な緊張感が続くので、心と体の両方をしっかり管理する力が必要です。安全に作業を終えるために、常に高い集中力が求められる仕事です。

 

体力と技術の維持が大変

潜水士は長時間水の中で作業をするため、強い体力が必要です。重い機材を身につけたまま海に潜り、作業を行うのはとても大変です。さらに、潜水の技術や知識も定期的に学び直す必要があります。安全に仕事を続けるためには、トレーニングを欠かさず、最新の情報に目を通す努力が欠かせません。体力・技術・知識を常に高いレベルで保たなければならないため、努力を続ける覚悟が必要な仕事です。

 

 

潜水士になるために必要なこととは?

潜水士になるために一番大切なのは、国家資格である「潜水士免許」を取得することです。この免許は18歳になれば誰でも受験でき、学歴や経験は問われません。試験は年6回実施され、筆記のみで実技試験はありません。合格率は約80%と比較的高く、しっかり勉強すれば合格できる資格です。

試験では「潜水業務」「送気、潜降、浮上」「高気圧障害」「関係法令」の4科目を学びます。過去問題が再出題されることが多いので、市販のテキストや問題集を使って対策しましょう。

 

潜水士として働くには、免許取得後に実際の潜水技術を身につける必要があります。

多くの場合、就職した会社で研修を受けて技術を習得します。水産系や海洋系の大学・高校で専門的に学ぶことも可能です。潜水士の仕事は体力はもちろん、チームワークや危機管理能力が重要です。水中では予想外のトラブルが起きることもあるため、冷静な判断力と精神力が求められます。さらに、作業内容によっては救急再圧員や港湾潜水技士などの資格を取ることが必要な場合もあります。

 

潜水士は、水の中で人々や社会を支える特別な仕事です。体力や知識、勇気が必要ですが、そのぶん達成感も大きく、自分を成長させることができます。もし海や水中の世界に興味があるなら、潜水士を目指してみるのも一つの選択肢です。夢に向かって一歩ずつ挑戦していきましょう。

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