
KATEKYO知恵袋
ダメな子が世界を変えた!? 偉人に学ぶ「好きなこと」で生きる力
2026年01月07日

「勉強が苦手」「周りに比べて自分はできない」と感じたことはありませんか?でも安心してください。世界を変えた“すごい人”たちの多くも、子どものころは「ダメなやつ」と言われていたのです。
そんな彼らがどうやって自分の道を見つけ、「好きなこと」で生きていけるようになったのか。アインシュタインとダーウィン、2人の偉人のエピソードから、一緒にそのヒントを探っていきましょう。
アルベルト・アインシュタイン。名前は聞いたことがありますよね。「相対性理論」というすごい理論を生み出した、世界的な天才です。物理学の世界を何十年分も進めたとまで言われるほどの大発明をしました。
でも、実はアインシュタイン、子どものころはとんでもなく「できない子」だったんです。
まず、話し始めたのが3歳になってから。9歳くらいまで、言葉を正しく使えなかったそうです。クラスの友だちからは「のろま」とバカにされ、算数以外の教科はまったくできなかったのだとか。
勉強も、学校も嫌い。先生たちからも「変わった子」と思われていたそうです。彼自身、こんな言葉を残しています。
「私の学習をさまたげたものは、たったひとつ、教育である」
つまり、学校の勉強が、自分の学びたいこととはまったく合っていなかったのです。
でも、ひとつだけ大好きだったものがありました。それが「数と図形の世界=数学」。アインシュタインは、算数に夢中になり、自分で考え、自分で答えを見つけることに喜びを感じていました。
やがてその「好き」が、物の仕組みを追求する「物理学」へと広がっていき、世界中の学者たちを驚かせる大発見へとつながっていったのです。
学校では「何でもそこそこできる子」が褒められるかもしれません。でも、世の中には、「たったひとつのことを極めた人」が必要とされる場所がたくさんあります。
たとえば、国語が得意なら、自分の思いや世界観を小説や詩にして「表現する力」があるかもしれません。理科が好きなら、自由研究や実験で「新しい発見」をすることができるかもしれません。
そして、ただ得意なだけでなく、「誰かを感動させることができる」ようになれば、それはもう立派な“仕事”や“人生の武器”になります。
アインシュタインの相対性理論は、まさに「人類の感動」でした。数字で時間を自由に操れる、そんな考え方が、この世界をどれだけ面白くしたことか!
「でも、自分には得意なことなんてないよ」と感じた人もいるかもしれません。そんな人にこそ、アインシュタインのもうひとつの言葉を伝えたいです。
「私は天才ではない。ただ、人よりも長く、ひとつのことに付き合っただけだ」
そう。才能なんて、最初から必要ないんです。大事なのは、たったひとつ、「好きだと思えることを、ずっと続けること」。
もちろん、ずっと順調にいくわけじゃありません。失敗もあるし、途中でイヤになることもあります。それでも「やっぱり好きだ」と思えるなら、それはきっと“自分だけの武器”になります。
次に紹介するのは、生き物の進化の仕組みを解き明かしたチャールズ・ダーウィンです。彼の名前も、理科の授業などで耳にしたことがあるかもしれません。
「進化論」を発表し、「すべての生き物は、自然の中で生き残るために変化してきた」と説明したダーウィン。けれども、このすごい発見をする前のダーウィンは、かなり“親泣かせ”な人生を歩んでいました。
ダーウィンは大金持ちのおうちに生まれました。お父さんは有名なお医者さん。息子にも医者になってほしいと思い、学校に通わせます。でもダーウィンは「医者になんかなりたくない!」と反発。
それならと、今度は牧師になってほしいと、別の学校へ。でも今度は、牧師の勉強そっちのけで、昆虫採集や狩りに夢中。どれだけ学校に通っても、真面目に勉強はしませんでした。
そんなダーウィンに、ある日チャンスが訪れます。それは、軍艦ビーグル号での世界一周の旅。親から「帰ってきたら牧師になる」という約束で送り出されましたが、彼はその約束を破ります。
旅の間、ダーウィンはたくさんの生き物や自然の様子を観察しました。そして、その驚きを手紙にして、友人の科学者ヘンズローに送りました。
ヘンズローはその手紙を科学者仲間に紹介して回ったため、船から帰ってきた頃には、ダーウィンの名前が少しずつ知られるようになっていました。
これをきっかけに、ダーウィンは本格的に研究者としての道を歩み始めます。家の近くに研究所を建ててもらい、生涯にわたって「好きな研究」を続ける人生を送ったのです。
一見、ダーウィンは親の期待を裏切ってばかりのダメ息子のように思えます。でも、親が本当に願っていたのは、「安定した仕事」ではなく「幸せな人生」だったのかもしれません。
ダーウィンは、医者にも牧師にもならなかったけれど、自分が好きな研究を続け、大発見をして、多くの人に貢献しました。周りの人とは違っても、ちゃんと自分の道を切りひらいていったのです。
もちろん、「好きなことだけやっていればいい」とは言いません。ダーウィンだって、旅から戻ってからの研究は、ものすごく地味で大変でした。
何年もかけて観察し、ノートに記録し、たくさんの人に理解してもらえるように考え続けました。でも、ダーウィンはそれを「つらい」とは感じませんでした。なぜなら、心の底から「好き」だったから。
本気の「好き」があれば、大変なことも乗り越えられる。それはアインシュタインにも、ダーウィンにも共通する、成功のヒントです。
今、何かひとつでも「好きなこと」があるなら、それをとことん続けてみてください。最初は誰にも評価されないかもしれません。でも、やがてそれは「得意なこと」になり、いつか誰かの心を動かす「感動」になるかもしれません。
アインシュタインも、ダーウィンも、決して最初から天才だったわけではありません。何度も失敗し、まわりからバカにされても、自分の「好き」に正直に生き抜いたのです。
いま、勉強がうまくいかなくても、部活で結果が出なくても、大丈夫。世界を変えた偉人たちも、はじめは「ダメなやつ」だったのです。
でも彼らには、「ひとつのことを好きでい続けた」という共通点がありました。あなたにも、きっとそんな「好きなこと」があるはずです。
その気持ちを大切に、自分のペースで育てていきましょう。もしかしたら10年後、20年後に、世界を変えるような“すごい人”になっているかもしれません。
参考:「失敗図鑑すごい人ほどダメだった!」大野正人


