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【職業紹介シリーズ】時速300㎞の世界レーシングドライバーの魅力

2025年10月15日

サーキットを駆け抜けるマシン、轟音、そして一瞬の判断が勝敗を分けるスリリングな世界。レーシングドライバーは、F1やスーパーGTなどのモータースポーツレースで、最高峰の技術と精神力を駆使して戦うプロアスリートです。その華やかなイメージの裏には、過酷なトレーニングと絶え間ない努力があることでしょう。

今回は、そんなレーシングドライバーの仕事内容や魅力について詳しくご紹介します。

 

レーシングドライバーってどんな仕事?

レーシングドライバーの主な仕事は、モータースポーツのレースに出場し、優勝を目指して走ることです。しかし、実際にはレース当日だけでなく、日々の体力トレーニング、マシンのセッティング調整、テスト走行、スポンサーとのミーティングなど、多岐にわたる業務があります。特に重要なのがエンジニアとの綿密なコミュニケーションで、マシンの挙動や改善点を正確に伝え、最適なセッティングを見つけ出す作業です。また、スポンサー企業のイベント参加やメディア対応も重要な仕事の一つで、チームの顔としての役割も担います。レース中は時速300km以上のスピードで走行しながら、瞬時の判断で他車を追い抜き、ゴールを目指します。単なる運転技術だけでなく、マシンを理解する工学的知識や戦略的思考、そして何よりプロアスリートとしての自己管理能力が求められる職業です。

 

レーシングドライバーの魅力と大変さ

レーシングドライバーという職業には、スピードと興奮に満ちた魅力がありますが、同時にプロとして生き残るための厳しい現実も存在します。

 

レーシングドライバーの魅力

極限のスピードと興奮を味わえる

レーシングドライバーの最大の魅力は、一般の人では決して体験できない極限のスピードを味わえることです。F1マシンは時速370km以上、スーパーGTでも時速300km以上で走行し、コーナリング時には体に4~5Gもの重力がかかります。この究極のスピード感と、ライバルとの接戦で繰り広げられる駆け引きは、何にも代えがたい興奮をもたらします。また、優勝した時の達成感や表彰台に上がる瞬間の喜びは格別で、多くの観客やファンの声援を受けながら戦える充実感も大きな魅力です。

 

最先端技術に触れられる

モータースポーツは「走る実験室」と呼ばれるほど、最先端の自動車技術が投入される世界です。レーシングドライバーは、エアロダイナミクス、エンジン制御、タイヤ技術など、最新のテクノロジーに日々触れることができます。F1で開発された技術が、後に市販車に応用されることも多く、自動車産業の発展に貢献している実感を得られます。また、エンジニアと協力してマシンを進化させていく過程は、まるで自分だけの特別なマシンを作り上げていくような創造的な喜びがあります。テクノロジーと人間の技術が融合する、まさに未来志向の職業です。

 

世界を舞台に活躍できる

レーシングドライバーは、国境を越えて世界中で活躍できる職業です。F1は年間20戦以上を世界各国で開催し、スーパーフォーミュラやスーパーGTなども国際的なシリーズとなっています。世界中のサーキットを転戦し、様々な国の文化に触れながら、国際的なドライバーやチームスタッフと交流できます。日本人ドライバーも、佐藤琢磨選手がインディ500で優勝するなど、世界最高峰のレースで活躍しています。実力次第で世界トップレベルのステージに立てる可能性があり、グローバルな舞台で自分の名を刻める魅力があります。

 

レーシングドライバーの大変さ

常に命の危険と隣り合わせ

レーシングドライバーの仕事は、常に生命の危険と隣り合わせです。時速300km以上で走行中に事故が起きれば、大怪我や最悪の場合は命を落とす可能性もあります。近年は安全装備が飛躍的に向上し、ドライバーの死亡事故は大幅に減少していますが、それでも骨折や脳震盪などの怪我は珍しくありません。また、レース中は極度の緊張状態が続き、一瞬の判断ミスが大事故につながる可能性があるため、精神的なプレッシャーも計り知れません。家族も常に心配する中、それでもレースに挑み続ける強い覚悟と精神力が必要です。

 

経済的負担と不安定なキャリア

レーシングドライバーになるには、莫大な資金が必要です。カートレースから始めて、フォーミュラカーのステップアップには、年間数百万円から数千万円もの費用がかかり、多くのドライバーは家族の支援やスポンサー探しに苦労します。また、トップレベルに到達できるのはほんの一握りで、多くのドライバーは20代のうちに引退を余儀なくされます。プロとして契約を獲得しても、成績が悪ければすぐに契約を切られる厳しい世界です。安定した収入が得られる保証はなく、常に結果を出し続けなければ生き残れない、極めて競争の激しい職業なのです。

 

レーシングドライバーになるために必要なこととは?

レーシングドライバーになるための一般的なルートは、まず「カートレース」を始めることです。カートは小型のレーシングカーで、多くのF1ドライバーもカート出身です。その後、「フォーミュラカー」のレースにステップアップし、FIA-F4、F3、F2と段階的に上のカテゴリーを目指します。日本では、全日本F3選手権やスーパーフォーミュラなどで実績を積み、最終的にF1やスーパーGTのシートを獲得するのが理想的なキャリアパスです。

必要な資格としては、レースに参加するための「レーシングライセンス」が必須です。日本では、JAF(日本自動車連盟)が発行する国内ライセンスから始め、実績を積んで国際ライセンスを取得します。また、当然ながら普通自動車運転免許も必要です。

ドライバーとして成功するには、卓越した運転技術はもちろん、優れた反射神経、集中力、状況判断能力が不可欠です。さらに、過酷なレースに耐えられる強靭な体力も必要で、多くのドライバーは毎日数時間のトレーニングを欠かしません。首や体幹の筋力トレーニング、有酸素運動、そして暑さに耐える耐熱トレーニングなど、アスリートとしての自己管理が求められます。

興味深い事実として、F1ドライバーはレース中に体重が3~4kg減少するほどの過酷な環境で戦っています。コックピット内の温度は50度以上になり、心拍数は180以上にまで達します。まさに究極のアスリートと言えるでしょう。

 

レーシングドライバーへの道は険しく、成功するのはほんの一握りですが、その分、夢を実現した時の喜びは計り知れません。もし皆さんがモータースポーツに興味があるなら、まずは近くのカートサーキットで体験走行をしてみてはいかがでしょうか。また、実際のレースを観戦に行くことで、ドライバーの凄さやレースの迫力を肌で感じることができます。日本には鈴鹿サーキット(三重県)、富士スピードウェイ(静岡県)など、世界的にも有名なサーキットがあり、F1やスーパーGT、スーパーフォーミュラなどのトップカテゴリーのレースが開催されています。レーシングドライバーという夢に向かって、今日から一歩を踏み出してみませんか。

 

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