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8月15日は何の日?忘れてはいけない「終戦の日」

2022年08月10日

 

皆さんは、「忘れてはならない4つの日」があるのをご存じでしょうか。

6月23日の『沖縄慰霊の日』、8月6日の『広島原爆の日』、8月9日の『長崎原爆の日』、そして8月15日の『終戦の日』です。

 

そのなかでも今回取り上げるのは、8月15日の「終戦の日」。なぜこの日が「終戦の日」となったのでしょうか。まずはその歴史についてみていきましょう。

 

なぜこの日が「終戦の日」となったのか

今から遡ること77年前。第二次世界大戦の最中、日本はアメリカ、イギリス、中国、ソ連(現:ロシア)なる連合国と太平洋戦争をしていました。1941年の真珠湾戦争を皮切りに、両者とも命がけの戦いが繰り広げられます。しかし、日本の健闘もむなしく1945年には広島県と長崎県に原子爆弾が投下され、甚大な被害を受けてしまうことになります。

 

その後、日本はポツダム宣言を受諾し、15日には無条件降伏を発表。これが日本における第二次世界大戦の終結の日となりました。

 

実際に起きた被害規模

 

国内において第二次世界大戦の被害は全国各地で少なからず受けていますが、そのなかでも、もっとも被害の大きかった空襲は『広島県の原爆投下』です。

この原子爆弾の投下により、死者は約7万人、13万人が負傷し、17万人近くの人が火事などによって家を失い被災してしまうこととなりました。

 

東京大空襲や長崎県の原爆投下など、全国的に捉えるとこの太平洋戦争によって被害にあった人の数は約80万人を超えています。

多くの人が家や家族を失い、後遺症を抱えながら貧しい生活を過ごすことになりました。

(参考:『太平洋戦争におけるわが国の戦争被害』)

 

世界の終戦記念日は8月15日ではない?

 

この記事を読んでいて皆さんもお気づきかと思いますが、8月15日の終戦の日は、あくまで“日本が太平洋戦争において連合国に降伏し、戦争が終結した日”なのです。

世界に目を向けてみると終戦日と定める日はそれぞれ異なり、各国の終戦の日を知ることで、より第二次世界大戦の歴史を知ることができます。

 

5月8日を終戦の日とする国

イギリス、フランスなど

 

1945年5月7日、アメリカ、イギリス含む連合国との戦いでドイツは降伏し、その翌日の5月8日をヨーロッパにおける戦争終結日と定めました。ヨーロッパ戦勝記念日(Victory in Europe Day)は通称「VE Day」と呼ばれ、その日を戦争に勝った日として定めています。

またイギリスではこれと別に、対日戦勝記念日(Victory over Japan Day)通称「VJ Day」として日本の終戦日と同じ8月15日が記念日となっています。

 

9月2日を終戦の日とする国

アメリカ

 

アメリカを中心とする一部の連合国では、9月2日を「VJ Day」とし、日本、アメリカ、イギリス、ソ連といった各国の代表が降伏文書に調印した日として、この日を記念日と定めています。

 

9月3日を終戦の日とする国

ロシア、台湾、中国

 

ロシアは当時旧ソ連として、アメリカ率いる連合国の方針にのっとり、アメリカが定めた9月2日から1日ずらした9月3日を「大祖国戦争戦勝記念日」として祝われてきました。

また台湾や中国においては、9月2日の日本降伏文書の調印によって開放された喜びを記念し「抗日戦争勝利記念日」として9月3日を記念日と定めています。

 

こうしてみると国によって記念日の呼び方は、当時の対立関係が大きく関係していることがわかるかと思います。

戦争に負けた日、敵国に勝利した記念の日、日本から解放された喜びを分かちあう日など、その国の情勢や考え方によって終戦日の呼び方も異なるのですね。

 

第二次世界大戦は世界的にみても深く歴史に残る戦いの記録です。

ぜひ興味のある方は、ほかの国の終戦日も調べてみてはいかがでしょうか。

 

戦争は遥か遠い昔の出来事ではない

 

太平洋戦争以降、戦争をしない国として平和を守り続けている日本ですが、70年以上の時を経て当時の様子を語る人の数もかなり少なくなってしまいました。

現代の私たちにとってはあまり馴染みのない出来事ではありますが、実は今現在も多くの国で戦争は続いています。アフガニスタンやシリア、リビア、そしてロシアとウクライナ。

 

戦争によって多くの人が傷つき、苦しい想いを胸に日々恐怖と戦い続けています。

今もなお、どこかで当時の日本と同じ状況にあっている国があるということを決して忘れてはいけません。

 

8月15日は「終戦の日」。

日本にとっては悲しい出来事ではありますが、そんな過去があるからこそ“ なぜ戦争は起きてしまうのか ”平和への大切さを改めて考える日でもあるのですね。

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