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県民を幸せにするための部署があるってホント⁉静岡県の取り組み

2022年08月24日

私たちが暮らす静岡県は、富士山、熱海温泉、御殿場プレミアム・アウトレットなど、多くの観光地があり観光資源が豊富な県ですが、工業・農業などの産業も盛んです。今回は静岡県の歴史や産業・政策まで、県民として知っておきたい静岡県について紹介します。

静岡県の歴史

静岡県は東西の文化や産業が行き交う街として古くから重要な役目を果たしてきました。江戸時代には京都と江戸を結ぶ東海道が整備され、現在の静岡市には全国の市で最も多い、6つの宿場町が集中していました。

 

日本が鎖国を行っていた江戸幕末期。黒船の来航により「日米和親条約」が結ばれたときには、静岡の下田港が北海道の函館港とともに全国で初めて開港を行い、海外交流の始まりの街として近代化の礎を築きました。

静岡県の工業

静岡県は製造業が非常に盛んな県で、東部地域では富士山の豊富な水資源を活用したパルプ工場が多く並び、木材・木製品のほか、紙・紙加工品の出荷額も全国第1位です。西部地域はホンダ・ヤマハ・スズキが生まれた浜松市を中心に二輪車や自動車などの輸送機産業が盛んです。また浜松市には楽器製造の「ヤマハ」「KAWAI」の本社があることから楽器類の製造も盛んで、ピアノの生産量は全国第1位になっています。

静岡県の農業

温暖な気候と北部の山々の自然環境を活かし、季節に合わせた多くの農作物が生産されています。全国的にも静岡の名産として知られるお茶やわさびの他、ガーベラも生産量が全国第1位(2015年)です。近年ではいちごやメロンといった果物の生産も注目を集めています。

静岡県の水産業

静岡県は海に面した南部を中心に、遠州灘、駿河湾、伊豆半島などの長い海岸線を活かした水産業が盛んです。沿岸部ではさくらエビ、しらす、アジ、サバ、伊豆半島ではキンメダイの収穫も行われています。カツオやマグロの一本釣りも行われていて、鰹節の生産量は鹿児島県に次ぐ全国第2位です(この2県で全国の99%を占めています)。富士山の湧水が活用をした養殖業も盛んで、うなぎ生産量は全国第4位、ニジマスの養殖は全国第1位です。

県民の幸せを目指した部署

県庁に「くらし・環境部」という部署があるのを知っていますか?この部署は「誰もが幸せに暮らせる静岡県」の実現を目指して、私たちの暮らしに身近なさまざまな取り組みを行っています。

 

「くらし・環境部」の取り組み

1.環境と経済の両立

省エネルギーや循環型社会の構築など、世界規模の課題に静岡県も積極的に取組んでいます。健全な水循環の確保とともに、生態系や希少な自然環境の保全と魅力の発信に努めています。

 

具体的な取り組み例:

・省エネ住宅を対象とした補助制度

・家庭でのエネルギー使用量を見える化する「うちエコ診断」の推進

・中小企業等の省エネ設備導入に対する補助制度

 

2.安全で広い暮らし空間の確保

県民の生命財産を守り、より質の高い暮らし空間を作り上げるため、建築物の耐震化や盛土対策、成年年齢引き下げを踏まえた消費者被害防止対策、防犯まちづくりなどに取り組んでいます。

 

具体的な取り組み例:

・不適正な盛土の指導・監視のために「盛り土110番」を設置

 

3.誰もが活躍できる社会の実現

国籍や性別、年齢などに関わりなく、一人も取り残さず、誰もが幸せを実感できる静岡県を実現するため、多文化共生や男女共同参画、性の多様性に対する理解を進めるなど、多様性を認め合い、生かすことができる環境整備に取り組んでいきます。

 

具体的な取り組み例:

・日本語に不慣れな外国人に配慮した、分かりやすい日本語での行政情報の発信 

 

4.人の流れを呼び込む

地方回帰の機運が高まる中、静岡県は、移住希望地ランキングで2年連続第1位となりました。移住を検討される方に寄り添った相談対応を充実・強化し、より多くの人に移住先として選んでもらえるように取り組んでいきます。

 

具体的な取り組み例:

・東京有楽町の「ふるさと回帰支援センター」内に相談窓口の設置

・静岡県での暮らし・仕事情報をSNSで発信

 

その他、詳しい「くらし・環境部」の取り組みはこちら↓

https://www.pref.shizuoka.jp/kenmin/b_talk/index.html

 

 

以上、静岡の歴史や産業、県民の幸せのための取り組みをみてきましたがいかがでしたか?今年から成年年齢が18歳に引き下げられ、さまざまな契約が18歳で行えるようになりました。普段から自分たちの身近にある産業や政治の取り組み、社会の動向に興味を持つことで、進路や将来の職業など、自分の進む道を考える参考になるといいですね。

 

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