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【職業紹介シリーズ】警察官になりたい!仕事内容や魅力について紹介

2022年09月23日

 

ドラマや映画などで、さまざまな活躍をみせている『警察官』。

困っている人を助けたり、犯人を逮捕する瞬間は、いつの時代も「かっこいい!」と憧れを感じる場面ではないでしょうか。

 

今回は、そんな『警察官』の仕事や魅力、なるために必要なことについてご紹介していきます。

 

警察官ってどんな仕事?

 

警察官とは、詐欺や窃盗、殺人などの犯罪行為から住民を守り、安全な生活がおくれるように地域の保安を維持することがおもな仕事です。

 

警察官といっても警察法に定められた階級によって仕事内容は異なり、上から警視総監、警視監、警視長、警視正、警視、警部、警部補、巡査部長、巡査の9つの階級があります。

交番や駐在所などで事件の捜査や事務を行う『巡査』から、さまざまな事件の現場責任者として指揮命令を発令する『警部補』、そして『警視』より上の階級になるほど各部署の指揮監督といった警察組織の統括を任されていきます。

 

ここで少し余談ですが、皆さんも「キャリア」「ノンキャリア」といった呼び方を耳にしたことはないでしょうか?

警察庁で働いている人のことを「キャリア組」といい、警視庁で働いているたたき上げの警察官を「ノンキャリア」というのだそうです。

 

警察官の魅力と大変さ

では次に、警察官になることでどのような魅力と大変さがあるのでしょうか。

 

警察官の魅力

 

収入や福利厚生が安定している

警察官は、公務員に分類され、一般企業のように景気に左右されることなく安定した収入を得られます。「階級が低いうちは給料も低いのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、警察官は学歴に関係なく『警察官昇任試験』に合格することで階級を上げていくことが可能なのです。

また公務員ゆえに退職金や手当など充実した福利厚生を得られるのも魅力のひとつですね!

 

法律の知識や対応力が身に付く

警察官は、さまざまな事件や事故を経験していくうえで、一般の方よりも法律に関する知識を得ることができます。法律に基づいて公務を執行していきますので、知識だけでなく問題が起きたときの対応力も身に付き、周囲の人からも頼られる存在となることでしょう!

 

事故処理や犯罪の捜査など、普通の人では経験できないようなことを仕事にするのは警察官ならでは。それだけやりがいも強く感じられる仕事ではある一方で、「大変」「つらい」と感じてしまう部分もあるようです。

 

警察官の大変さ

 

『ミス』が大きな精神的負担に

 

「住民の安全を守ることが警察官の務め」皆さんもよく耳にするフレーズではないでしょうか。

警察官に対する高い理想や憧れがあるゆえに、些細な失敗やミスも許されない仕事であることが返ってデメリットと感じてしまう方も少なくありません。

例えば、「警察官がパトカーで事故を起こした」「犯人を取り逃した」など、失敗してはいけない状況が日々の勤務の中で起こりうるのです。

ときには犯罪や事件と隣り合わせの現場に向かうこともあるでしょう。状況によっては、命の危険にさらされる場合もあるかもしれません。

常に緊張状態に晒されている状況のなかで、強い精神力と忍耐力が求められる仕事なのです。

 

勤務時間が長く不規則な生活

警察官は3交代制を導入しており、24時間を3つのシフトに区切り、交代して勤務を行います。人によっては3交代制を良いと感じる人もいますが、慣れないうちは睡眠不足や体調を崩してしまうことも。

また休日のあいだでも緊急の召集があれば、すぐ職場にかけつけなればなりません。

万が一、家族と遠出を希望する際には、あらかじめ許可を取らなければならないため、家族への理解も得る必要があります。

 

警察官になるために必要なこととは?

 

では、実際に警察官になるためにはどのような手順で準備を進めていけばいいのでしょうか。

 

警察官になるためには、公務員試験もしくは各都道府県が実施する警察官採用試験のどちらかに合格する必要があります。

 

今回は、例として東京都の警察官採用試験の詳細をご紹介していきます。

警察官採用試験は、高卒以上が求められており、Ⅰ類(大学卒業程度)、Ⅲ類(高校卒業程度)といったように最終学歴によって受験科目と受験日が変わるので注意が必要です。

また学歴に加えて、身長や体重、視力など身体要件を満たさなければならないため、試験を受ける際にはこれらの条件を確認しておきましょう。

 

■一次試験の試験内容

・筆記試験

教養試験は文章理解、判断推理などの知能分野と、国語、英語、数学の一般科目など知識分野で構成されています。(五一択の50問 2時間)

 

・論文試験

課題式の論文試験となります。(1題 1時間20分)

 

・国語試験

職務に必要な国語力について記述式の試験を行います。(20分)

 

所持する資格経歴の評定

身体検査とマークシート式の適性検査を行います。

 

■二次試験の試験内容

面接試験、身体検査、適性検査、体力検査

 

二次試験では、面接試験や身体検査に加えて体力検査を行います。

腕立てふてやバーピーテストなど、基礎体力が合格基準を満たしているか判断しますので、日々からだを鍛えておくことも大切です。

 

■合格率

東京都の過去3年間の合格倍率をみたところ、男性女性どちらもⅢ類(高校卒業程度)の倍率が高く、受験者数に対して合格者の割合が低いことがわかります。

この数字はあくまで東京都を参考にしたものとなりますので、警察官を目指すのであれば大学を卒業したのち、地方都市で採用試験を受けるのもひとつの方法です。

(参考:警察庁Webサイト『警察のしくみ

(参考:令和4年度警視庁採用サイト『採用案内』)

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