KATEKYO知恵袋
【職業紹介シリーズ】キャビンアテンダント(CA)になるためには?
2022年10月19日
「英語を活かした仕事がしたい」「グローバルな環境で仕事がしたい」そんな方におすすめなのが『キャビンアテンダント』の仕事。
航空会社の花形ともいえる人気の職業です。ですが実際、どうやったらキャビンアテンダントになれるのか知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、キャビンアテンダントの魅力と、なるために必要なスキルについて簡単にご紹介していきます。
キャビンアテンダント(Cabin Attendant)とは、航空機に搭乗した乗客に快適な空の旅を提供できるよう、さまざまなサービスと安全を維持することがおもな仕事です。
国際線、国内線どちらも飲み物の提供や機内販売、機内アナウンスといったサービス業務に加えて、国際線になると入国書類の配布や機内食の提供も行います。
ほかにも、搭乗前の機内確認やドアの開閉確認、離着陸前の安全確認など、航空機内の安全確認を行うのもキャビンアテンダントの仕事です。
では次に、キャビンアテンダントになることでどのような魅力と大変さがあるのでしょうか。
国内・国外のさまざまな場所に行ける
キャビンアテンダントの最大の魅力といえば、フライト先のさまざまな国や地域に行けることですよね!
国内線・国際線どちらも宿泊を要するケースが多く、業務時間外には各地の観光や地元の食事を堪能することができます。しかし国外に渡航する国際線のキャビンアテンダントになるためには、国内線で2年以上経験を積んだのち、訓練を受ける必要があります。
海外へのフライトを希望される方は、国際線または外資系のキャビンアテンダントを目指してみてはいかがでしょうか。
自社航空券など福利厚生が充実している
キャビンアテンダントの福利厚生は、就職した企業により若干異なりますが、飛行機の搭乗に関しては一般の方より優遇されるケースが多いようです。
例えば、大手航空会社の場合、国内線は基本無料。国際線最大90%オフ、二親等までのご家族も利用可能となります。ほかの航空会社でも航空券に関するさまざまな手当があります。
また育児休暇や深夜業務の免除など、女性が働きやすい環境を整えているのもキャビンアテンダントの仕事ならではですね!
不規則な生活
キャビンアテンダントの仕事は、平日・休日関係なくシフト制で一ヵ月のスケジュールを決めています。早い日は朝5時に勤務を開始する場合もありますし、フライトの無い日であってもほかのキャビンアテンダントがトラブルで搭乗できなくなった場合を想定したスタンバイやミーティングといった業務を行います。
また長距離の国際線ともなれば、深夜便での長時間フライトに行先との時差で眠気や疲労を感じてしまうこともあるようです。
人間関係に疲れてしまう
航空機といった限られた空間のなかで同じ乗務員と連携して業務を行うためには、コミュニケーションが必要不可欠。女性の割合が多い職場という点に加えて、上下関係や苦手な人との関わりも出てくることでしょう。
また乗務員に限らず、乗客のなかには無理難題を押し付けてくる人もいるかもしれません。そのため、休みの日は買い物をしたり自宅でくつろいだり、自身でストレスを解消する方法を見つけることが大切です。
キャビンアテンダントになるために、資格や知識はとくに必要ありません。
4年制の大学や短大または専門学校を卒業し、希望の航空会社に入社後、改めてキャビンアテンダントを育成するための訓練を行います。
その代わり、資格は求められないもののキャビンアテンダントを目指すにあたって求められる条件というものがあります。
【キャビンアテンダントに求められるもの】
・TOEIC 600点以上、または英検準2級程度
・裸眼もしくはコンタクトレンズの矯正視力が両方とも1.0以上あること
・呼吸器、循環器、眼球、腰椎などのからだに支障がないこと など
キャビンアテンダントにとって英語力はどの企業にとっても必ず求められるスキルとなります。とくに国際線や外資系エアラインの場合、世界各国の乗客に対応できるよう高い英語力が必要となるのです。
また「身長が低いとキャビンアテンダントはできない」といったイメージを持たれる人もいるかと思いますが、身長160㎝以下でもキャビンアテンダントとして活躍することはできます。日系企業の場合、法律に基づき身長の制限を明記していないので気になる方はチェックしてみてくださいね。