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令和4年度 公立高校入試問題の分析とアドバイス 数学編

2022年03月08日

静岡県公立高校入試問題分析とアドバイス
2回目は数学です。

全体の傾向は昨年と同じ傾向の問題と難易度でした。第1問は1年から3年までの計算問題、第2問は作図や確率などの小問集合、第3問はデータの整理、第4問は方程式の文章題、第5問は立体図形と動点の問題、第6問は2次関数と図形の融合問題、第7問は図形の証明問題です。内容としても極端な難問はありませんでした。基礎から標準レベルまでの問題で構成されています。

受験生が問題を解くとき、問題によってはアイデアが浮かばず大きく時間を取られることがあるので気をつけなければなりません。他の問題を考える時間が少なくなると焦りにつながり「頭が真っ白になってしまった」という受験生もいます。そうなると普段解ける問題も解けなくなるので、「わからない問題は解けなくても仕方がない。今解ける問題を確実に解く」という鉄則を押さえ、確実に得点を重ねることが大切になります。

先ほどの「アイデアが浮かばず…」を避けるためには基礎学力が必要です。第3問(1)の「範囲」や(2)の「中央値」など、用語の意味をよく理解しておく必要があります。来年以降受験をする中学2年生と1年生は、今まで習ってきた全ての単元の基礎・基本事項の確認をしてほしいと思います。もちろんひと通り解いただけでは、時間がたてば忘れてしまう場合もあるでしょう。反復練習などして受験当日まで忘れない工夫をしたいものです。