Suicaや◯◯ペイなど、キャッシュレスでの支払いが普通になってきました。事前にチャージしておけば、財布の中から、お札と硬貨を探し出す手間が省けて便利です。

でも、まだ現金で支払う人も多いようですね。

ところで、あなたが現金で払うとき、できるだけおつりが少なくなるように工夫していますか？

おつりをできるだけ少なくする方法にはいくつかありますが、その中で、もっとも基本的な方法は桁の小さい金額から順に払うというものです。

例えば手元に千円札が１枚、十円硬貨３枚あったとします。

このとき５３０円払うのであれば、千円札だけで払うのではなく、先に３０円を硬貨で払い、そのあと１０００円払う、つまり合計で１０３０円払えば、おつりが５００円となり、五百円硬貨一枚だけで済む可能性が高くなるというわけです。

支払いのとき、おつりをできるだけ少なくする方法を考えるのは、計算力を高めるためにも有効かもしれませんね。

話は変わりますが、次のような問題が出されたら、あなたはどのように答えますか？

「１００円硬貨を３枚持って買い物に出かけました。コンビニで１４０円のパンを買うとき、おつりはいくらですか？」

数学の答えとしては１６０円が正しいでしょうね。しかし実際は違うのです。この場合、おつりは６０円です。

なぜなら１４０円のパンを買うとき、手元に１００円硬貨が３枚あったとしても、レジに出す１００円硬貨は２枚だけ、すなわち２００円だからです。

最近の数学の問題は数学的な難しさよりも、文意をしっかり把握しなければ間違えてしまうものが多くなってきました。

上記の例は、ひっかけのようなものですが、しかし思いこみで答えると間違ってしまうような問題が、実際の入試問題でも増えているのです。

数学でも、常識的な頭の使い方は大切です。

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