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地面の下と空の上はどこまで続く
2023年09月01日
皆さん、こんにちは
今年の夏休みは皆さんどんな風に過ごしましたか?
授業では読書感想文や自由研究の話題で盛り上がりました。自由研究では科学に興味を持った生徒さんも少なくないようです。今日はその中の不思議を紹介したいと思います。
『地下のひみつ』
私たちは普段地面の上で生活していますが、地下鉄に乗ったり、地下街行ったり地下環境も利用しています。また、水道やガスは地下パイプを通って私たちの家に届きますし、鉄や石炭などの金属資源も地下から掘り出します。洞窟見学のツアーもロマンがあります。
実は、これまで人間が深く掘った穴は最大で地下約12km(約富士山3つ分)になるそうです。この穴掘りエピソードに興味を持った人は「コラ半島掘削抗」を検索してみてください。地学の知識になりますが、地球は「地殻、マントル、核」という大きく3つの層に分けられています。「地殻」は30kmあり、上部下部に別れています。火山のマグマだまりとマグマがあり、人間はその成分を調べて地下の世界を想像しています。また、地震の震源の深さも10~50kmの範囲が多く、地殻の変形が断層や火山に影響していることも分かります。地球の表面から中心までの距離は6400kmですので、先ほどの12kmは地球をサッカーボールに例えると、地殻の厚さだけで溝より浅いくらいだそうで、人間が地下を直接探査するのは夢のような話になりますね。
『上空のひみつ』
飛行機が飛ぶのは上空10km、空が黒っぽく見えはじめるのが20kmで、空と宇宙の境目ははっきりなく、100kmより高いところにいくと宇宙旅行と認められるそうです。ここにはまだ少し空気が残っています。国際宇宙ステーションは400km、オーロラは80~500kmのところにあります。
晴れた日の空はきれいな水色をしています。それは太陽と空気が関係しています。太陽の光の色は虹色(赤、青、黄、橙、緑、紫、藍)ですが全部が混ざると白色になります。地球ではその光が空気の粒にあたって、色々な方向に跳ね返ります。中でも青色にはたくさん跳ね返る性質がある(色の波が小刻みに揺れる)ので、空は白色と青色が混ざった水色に見えることが多いそうです。高高度気球の動画を検索すると青のコントラストで宇宙の高さを感じられるかもしれません。
目に見えない内容を想像しながら学ぶことは大変ですが、不思議を楽しむことで興味は広がります。ぜひ普段の学習に活かしてみてください。
沼津事務局 K.K