2学期がスタートしました。今年の夏休みは「eトレ」にも多くの生徒に参加いただき、例年以上に事務局が活気に満ちあふれていました。その中でも特に受験生の中には、こちらが気の毒に感じてしまうほどに朝から晩まで勉強している姿が見られました。その頑張りが2学期以降の定期テストや模試で結果となって表れることを願うとともに、引き続き生徒指導を行ってまいります。

 

2学期は中3生にとって高校受験の内申点が決まる重要な学期となります。重要になってくるのは、何と言ってもまずは定期テストの点数でしょう。「絶対に負けられない闘い」がそこにあります。

 

そこで今回は公民の定期テストの範囲での記述問題をまとめたので、テスト前に確認していただければ幸いです。

 

問題番号横の◎〇△の記号は頻度(重要度)を3段階に分けたので、参考にしてください。

 

◎…よく出る!!

〇…出る!!

△…頻度は低めでやや難しい問題

 

問題数がそこまで多くはないので、高得点を目指したい生徒は全部覚えて定期テストに臨みましょう。

 

 

＜日本国憲法と人権＞

 

①△日本国憲法が公布された年月日と施行された年月日をそれぞれ答えよ。

②◎日本国憲法の3つの基本原理を答えよ。

③◎三権分立がとられている理由は？

④〇大日本帝国憲法と日本国憲法で天皇の地位はそれぞれどのように定められているか？

⑤△「人権」について大日本帝国憲法と日本国憲法ではどのような違いがあるか？

⑥〇憲法改正の発議を行うためには何が必要か？またその後何が行われるか？

⑦◎「非核三原則」とはどのような原則か？

⑧△障害のある人や高齢者が利用しやすいように工夫されている例を1つあげどのように利用しやすくなっているか具体的に答えよ。

⑨◎生存権とはどのような権利か？

⑩△労働基本権(団結権,団体交渉権,団体行動権)が保障されている理由は？

⑪〇基本的人権の尊重はやむを得ず規制される場合がある。どのような場合か？

⑫◎国民の義務を3つ答えよ。

⑬〇日本国憲法には規定されていない「新しい人権」にはどのような権利があるか？

⑭〇プライバシーの権利とはどのような権利か？簡単に答えよ。

 

 

＜民主政治と選挙＞

 

①〇民主政治における議決はどのような議決に戻づいて行われるべきか？

「少数意見」という語句を用いて書け。

②◎選挙の基本原則を4つ答えよ。

③〇小選挙区制とはどのような選挙制度ですか？

④〇比例代表制とはどのような選挙制度ですか？

⑤△政権公約とは何か説明せよ。

⑥〇マスメディアなどから流されてくる情報に接するときに心がけることは？

⑦〇日本の選挙制度の課題は？

 

 

＜国会,内閣,裁判所,地方自治＞

 

①〇国会が「国権の最高機関」と位置づける理由は？

②◎日本の国会が衆議院と参議院の二院制をとっている理由は？

③△議院内閣制とはどのような制度か？

④◎衆議院の優越が認められている理由は？

⑤△法律案の議決について衆議院と参議院で異なった議決をしたとき、

どのような手続きを経て法律が成立するのか？

⑥◎衆議院から内閣不信任案が提出された時、内閣は何をしなければならないのか？

⑦◎三審制がとられている理由は？

⑧〇司法権の独立が認められている理由は？

⑨△「裁判員制度」とはどのような制度か説明せよ

⑩〇最高裁判所が「憲法の番人」と言われている理由は？」

⑪〇地方公共団体の首長と内閣総理大臣を選ぶ方法の違いを説明せよ。

 

ーーーーーーーー以下、解答ーーーーーーーー

 

＜日本国憲法と人権＞

 

①1946年11月3日公布、1947年5月3日施行。

②国民主権、基本的人権の尊重、平和主義

③権力が1つの機関に集中して濫用されることで、人権が侵害されるのを防ぐため。

④大日本帝国憲法では主権者,日本国憲法では日本国と国民全体の象徴と定められている。

⑤大日本帝国憲法では法律によって制限されていたが、日本国憲法ではおかすことの

できない永久の権利として定められている。

⑥衆議院と参議院で総議員の3分の2以上の賛成が必要である。

その後国民投票が行われ、過半数以上の賛成で憲法が改正される。

⑦核兵器を「持たず作らず持ちこませず」

⑧スロープは車いすに乗った人でも高低差のあるところで移動しやすくなっている等。

⑨健康で文化的な最低限度の生活を営む権利。

⑩雇用主である使用者に対して弱い立場にある労働者の人権を守るため。

⑪公共の福祉に反するとき。

⑫普通教育を受けさせる義務、勤労の義務、納税の義務。

⑬環境権,自己決定権,知る権利,プライバシーの権利など。

⑭他人の干渉から個人の私的な生活や情報を守る権利。

 

 

＜民主政治と選挙＞

 

①少数意見を尊重しながら、議決は多数決の原理に基づいて行われるべきである。

②普通選挙(満18歳以上),平等選挙,直接選挙,秘密選挙。

③1つの選挙区から1人の議員を選出する制度。

④得票数に応じて政党の議席数を決定する制度。

⑤各政党が政権を担当したときに実施する予定の政策を国民に約束したもの。

⑥情報をそのまま信じるのではなく、自らの考えを持ち、物事を判断する。

⑦投票率の低下や一票の格差。

 

 

＜国会,内閣,裁判所,地方自治＞

 

①主権を持つ国民が直接選んだ国会議員によって構成されて

いるから。

②国民のさまざまな意見を反映しながら審議をより慎重に行うため。

③内閣は国会の信任のもとに成立し、国会に対して連帯して責任を負う制度。

④衆議院は参議院よりも任期が短く解散もあるため、国民の意思をより反映させると

考えられているから。

⑤衆議院の出席議員の3分の2以上の賛成で再可決したとき。

⑥内閣は総辞職をするか10日以内に衆議院を解散させる。

⑦裁判を慎重に行い、人権を守るため。

⑧公正中立な裁判を行うため。

⑨国民が裁判員として刑事裁判に参加し、裁判官とともに有罪か無罪かを決める制度。

⑩法律や行政行為が憲法に違反していないかどうかについて最終決定権を持っているから。

⑪首長は住民の直接選挙で選ばれるが、内閣総理大臣は国会議員が選ぶ

 

浜松駅南口校　共闘先生