授業中、生徒さんから予期しない質問をされたときは、ネットで調べたりするのですが、調べてみて、あらためて「ああ、そうだったんだ」と自分でも発見があるのが面白いですね。
例えば言葉の意味や語源などは、逆に知らないことが恥ずかしく思えるときもあります。よく使っている言葉なのに案外知らないものです。
今回はよく使っているけれど意外と知らない言葉の語源を集めてみました。
『バス』の語源
「バス」は「omunibus」(オムニバス)というラテン語から来ています。もとは「全ての人のための」という意味ですが「いろいろな人が乗る」ということから「乗合馬車」や「乗合自動車」を「オムニバス」と呼ぶようになり、それが「バス」と省略されたそうです。ただこの「バス」は英語圏の言い方で他のヨーロッパの国ではむしろ「ブス」と発音した方が伝わるのだとか。ちなみに中国では「バーシー」韓国では「ポス」だそうです。
『ワイシャツ』の語源
「ワイシャツ」は「ホワイトシャツ」の略です。ワイシャツが日本に広まったのは明治時代ですが、ネイティブの英語の発音で「ホワイトシャツ」が「ワイシャツ」に聞こえたから名前が「ワイシャツ」になったそうです。
しかし「ワイシャツ」を「Yシャツ」だと思っている人も多いのではないでしょうか。
そもそも英語には「ワイシャツ」という言葉はありません。英語では、そのまま「シャツ」と言えばいいのです。ちなみに「Tシャツ」は英語でもそのまま伝わります。「Tシャツ」があるのだから「Yシャツ」があってもいいように思ってしまいますね。
ところで「Tシャツ」の語源は、そのまま形が「T」の字に似ているからだという説と軍隊で使っていた「トレーニングシャツ」からという説があります。
『食パン』の語源
「食パン」の語源はいろいろあります。
ひとつ目は「本食パン」から「食パン」になったという説。第二次世界大戦前のパン職人は食パンのことを西洋の「もと」になる食べ物という意味で「本食パン」と読んでいたそうです。
ふたつ目は「主食用パン」から「食パン」になったとう説。海外では米ではなくパンが主食であるということから「主食」に使われる「パン」で「主食用パン」と呼ばれるようになったということです。「菓子パン」に対する言葉ですね。
みっつ目は美術の木炭デッサンで使う「消しパン」と区別するために「食パン」となったとう説。
よっつ目は食パンを作るときに使うイースト菌がパンを食べるから「食パン」になったという説。膨らんだパンの中にある隙間がイースト菌が食べた後だというのです。
いつつ目がフライパンと区別するためという説。英語では普通に「パン」と言ってしまうと平べったい鍋の意味になります。料理人がそのパンと区別するために「食パン」と言ったのだか。
それぞれの言葉には語源があり、歴史があります。これら以外にも面白い語源がありますので調べてみるのも楽しいですね。
教師Mより
KATEKYOのマンツーマン指導は完全個別指導です。先生1人が生徒1人につきっきりで教えます。個別だからこそきめ細かな指導ができます。まずはお気軽に無料体験指導、無料教育相談をご利用ください。