勉強には集中力が欠かせません。
特に受験生にとっては勉強できる時間が限られているので、集中力をいかに保つかは志望校の合否に大きく影響してしまいます。
集中力を高めるには日頃の生活が大切です。ここでは集中力を高めてくれる生活習慣についてまとめてみました。

睡眠
まずは睡眠です。睡眠不足では集中力が保てないのは誰もが知っていますが、ここで大切なのは規則正しい睡眠習慣です。
いくら睡眠時間が十分でも、朝決まった時間に起きて夜決まった時間に寝ないと、昼間ぼーっとしてしまいます。これは自立神経の乱れによるものです。規則正しい起床と就寝を心がけましょう。
食事
次に食事です。脳を働かせるにはエネルギーが必要です。そのエネルギーがブドウ糖です。
血糖値とは血液中のブドウ糖の量ですが、ふつう血糖値は一定の値に維持されています。しかし食事の後は急激に血糖値が上がったり下がったりします。集中力を高めるには血糖値の安定が大切です。
勉強をするとき甘いものをとるとよいとは言いますが、急激な血糖値の上昇や降下は、かえって逆効果です。甘いものなどをいっぺんに食べるのはやめましょう。
食事は1日3食、朝、昼、晩と規則正しくとるのが基本です。食事をとることで体温も上がり脳も活発に活動してくれます。ご飯やパン、麺類などの糖質ばかりでなく、肉や魚などタンパク質を多く含むものや、食物繊維やミネラルを多く含む野菜もバランスよく食べましょう。そうすることで集中力を高めてくれる栄養素を日頃から無理することなく取り込めるようになるのです。
集中力を高めてくれる栄養素としては、カルシウムやマグネシウムがあります。これらは神経の伝達を安定させてくれます。カルシウムは、乳製品のほかエビやウナギなどに多く含まれ、マグネシウムは、ほうれん草やナッツ類に多く含まれています。
記憶に欠かせない栄養素にレシチンがあります。これは神経伝達物質の材料のひとつです。レシチンは卵の黄身に多く含まれているので毎日一食の中に卵料理を取り入れてみてはどうでしょうか。
青魚に多く含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、頭がよくなる栄養素として有名ですね。DHAとEPAは細胞間の情報のやり取りを活発にしてくれます。サバやイワシ、サンマなどに多く含まれています。
姿勢
勉強をするときの姿勢も大切です。姿勢が悪いと神経や血管に異常な圧力が加わり、血行が悪くなり筋肉が硬直します。椅子に座るときは、背筋を伸ばし、頭と首と背筋が一直線になるように心がけましょう。
休憩
勉強中に集中力が低下してくるのは当然です。何時間もずっと集中していられる人は稀です。ふつう人間の集中力は長くても30分前後しか持ちません。
勉強中の集中力を回復させるには休憩が有効ですが、どのように休憩を取るのかが大切です。ここでスマホをいじり出せば、スマホに集中力が奪われてしまいます。
公園など広い場所に出て深呼吸する、または窓を開けて外を眺めるのは、短時間で集中力を回復するには良い方法です。狭い勉強机の空間から広い屋外に意識を向けることで気持ちがリフレッシュでき、新たな気持ちで勉強に戻れます。
学生にとっては勉強も生活の一部です。他の生活習慣とバランスをとって効果的な勉強ができるようにしていきましょう。
教師Mより
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