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気体について
2025年05月30日
こんにちは。またまた、前回に引き続き気体について、お話しします。
最後は、水素、酸素、窒素についてです。
まず、水素です。気体のなかでは一番軽いのですが、とにかく安定していない。酸素と反応して爆発してしまいますね。一番軽い気体なので気球に使用したいところですが安定していないので気球には水素の次に軽い『ヘリウム』が使用されています。また、水素の沸点はマイナス253℃と、ヘリウムに次いで低く、このことが液体水素を作る際に、大量の電力を消費する原因となっています。(冷やすのに、大量の電力が必要ですもんね)最近は、液体水素を作る際に、電力を使わないような研究が盛んに行われています。ちなみに、『えきち』という用語で有名な液体窒素を作るのにはマイナス196℃、液体酸素はマイナス183℃です。水素を液体にするには酸素や窒素より50℃以上低い温度が必要なんですね。水素が効率よく液体になれば、水素自動車がさらに普及しますね。化石燃料が枯渇するといわれている昨今、水素自動車や電気自動車などのエコカーが普及するとよいですね。