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「読解力」を伸ばす

2025年09月19日

読解力をつけるとか読解力がないなど、この仕事をしているといろいろ考えることが多い。読解力をつけることについて、私見をつらつら述べる。
一般的な読解力についてはいろいろあるが、テストにおいて得点を取ることにつながる読解力は、「文章として並んでいる文字から内容を読み取り、自分で要約し抽象的な概念として頭の中で咀嚼する能力」とでも言えばよいだろうか。簡単に言えば文字から感情的な内容を取り出すことや、抽象的な図形などを取り出す能力である。
読解力をつけるとはいえ、まずは感情的な内容や抽象的な図形を理解する能力が育っていなければ、文章を読んでも理解することは難しい。その意味で、「いろいろな経験を積むこと」が大切になる。本物の絵画を見ることや芸術に触れること、また大自然に触れることで自分の中の感性を鍛えることなどいろいろある。特に工芸品は写真と本物は見た目さえも全く違うので、美術館や博物館に足を運ぶことは大切になる。平たく言うと感性を鍛えることだろうか。もちろん「本を読む事」もこの中の1つだ。
自分の感性を鍛えたうえで、様々な文章にふれることが大切だ。読書が好きな人ならば「多読」ということになる。いろんな分野の本に触れ、様々な語彙や表現に触れることや文章の構成に慣れることが目的になる。国語のテストでは苦手な文章が減ることにつながることだろう。
しかし、読書をする人が最近は減っている。子どもに限らず、長い文章を読むのが苦手な人も多い。こればかりは仕方がないので、同じ目的を果たすためには、国語の問題集を解くという作業をすることとなる。
気をつけなければならないのは、上であげた「多読」だけではテストの得点は取れない。中には読書量を増やしただけて、点が上がった人もいるとは思うが、それは少数派だ。文章の内容をよく理解するためには、その内容を正確に理解することが大切になる。多くの文章に触れることは大切だ。しかしこれだけでは、「自分はこう思う」と主張することは可能だが、それはただの感想になってしまう。
問題を解くことは、問題に書かれている内容を理解し、それに合わせて答えを作る作業である。この作業に必要なことは、文章中にわからない言葉がないことと文章の構成が理解できることである。わからない言葉だらけの文章では内容は読み取れない。これを防ぐには言葉を知ることだ。これは上でも触れた。わからない言葉が見つかったらその場で意味とともに覚えれること。そのうえで、文章の構成を考えること。すなわち、言葉の修飾被修飾の関係や段落のつながりを押さえることが必要になる。読書で鍛えるなら、同じ本を何度も読み内容をきちんと理解することが必要だ。これは、いわゆる「精読」とか「遅読」と呼ばれるものだ。内容を文に合わせて正確に捉えることが大切になる。
文を正確に理解する事は、言い方を変えれば日本語の文法を押さえることとなる。国語で習う内容も入るが、それだけではなく、算数や数学などの「6は2の3倍である」と「Aの値段はBの値段の何倍か」は、文法的には同じ構造と理解できるかが大切だ。その意味で文法をよく理解することが大切だ。
こう考えると、問題練習という作業は読解力を鍛えることにつながると言ってよいかもしれない。せっかく勉強するなら、自分の能力を高めることにつなげたいものだ。
藤枝教室 番頭先生
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