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動物の素晴らしい能力 トンボ 第五回
2026年05月01日
昆虫の中でも特に飛ぶ能力の優れたトンボ。
180度急旋回、 羽ばたきながらヘリコプターのように空中で静止(ホバリング)、 静止したかと思うとギアチェンジ!そして急カーブ。
グライダーのように滑空し、とんぼ返りして素早く飛び去る。
4枚の羽をバラバラに動かし、 曲芸のようなトンボの飛行技術は素晴らしいですね。
トンボとりで苦労した経験のある人はその飛翔能力の高さに驚嘆し たはずです。
動物の素晴らしい能力シリーズは今回のトンボで最終回です。

トンボは、地球上で最も成功した空中での捕食者の1つとして、 古来より生存し進化を遂げてきました。
昆虫の中でも屈指の飛行能力をもつトンボは、 宙返りにホバリング、 バックしながら飛ぶなど様々な飛び方ができるのはもちろん、 飛びながら獲物を捕まえることもできます。
特に空を飛びながら獲物を追いかけて捕らえる能力に優れており、 追跡を始めた獲物は95%の成功率で捕食し、 1日に数百匹の獲物を食べるのです。
そうしたトンボの飛行を支える秘密は翅にあります。
翅の表面はデコボコしていて小さな空気の渦が発生し、 その渦の上を空気がスムーズに流れるようになっています。
さらに翅に空気の流れを敏感に捉える仕組みが備わっていることで 、トンボは弱い風でも上手に飛び回ることが出来るのです。
飛行の特徴は、 多くの昆虫が前翅と後翅を1つのペアとして羽ばたき運動を行って いることに対し、これらの翅を独立して制御できる点にあります
このようなトンボ固有の優れた機動飛行メカニズムの解明は、 次世代の羽ばたき型飛行ロボット開発への応用も期待されているの です。
つまりドローンです。
今回5回に渡って紹介した以外にも皆さんが使っているGPSなど の宇宙開発の技術革新は軍事目的で開発が行われてきたことを忘れ てはいけません。
電子計算機は弾道計算用、缶詰は、 ナポレオンが懸賞金をかけて軍用食料の発明を募った結果、 発明された歴史があるのです。
世界平和のための科学であって欲しいと願って今回のシリーズを終 わりにしたいと思います。
静岡教室 T.M先生


