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『進路の手引』と『シラバス』の活用術
2018年04月23日
高校1年生の皆さん!受験が終わって、一息ついているあなた!定期試験がすぐそこに控えています。しかし、何から勉強すれば良いのかと不安に感じることはありませんか?せっかく身についた学習のリズムが崩れてしまうと戻すのにも苦労します。今回は、目標・目的を持って学習するために、その手助けとなる進路の手引とシラバスの活用術を伝授します。既にロッカーや自宅の机の奥底にしまったままになっていませんか?
●進路の手引●
4月や5月に進路課から配布されるその高校の特徴が掲載されている冊子の1つです。冊子には、センター試験の概況や卒業後の進路概況、各教科の学習方法、受験勉強方法、合格体験記、年間行事予定や志望理由書、第一志望調査等が掲載されています。※ 各高校により掲載項目は異なります。
【「学習方法」の記載内容(例・日本史)】
・ 教科書を精読し、流れをつかむ。
・ 5W1Hを基本としてまとめる。
・ 用語集等で用語の意味を確認する。
~ノートのまとめ方~
① 時代や人物ごとにまとめ、通史を理解する。
② 通史を理解した上でテーマ別にまとめる。
【受験勉強方法】
・ 既習範囲の復習を繰り返す。
・ 問題集は、質や量を考え、自分にあったものを選ぶ。一冊を何度も解き直す方法や次々と新しい問題に挑戦する方法もある。
・ 過年度問題で出題傾向を探る。
また、合格体験記(成功体験)は、学習のヒントや道筋等が掲載されており、学習計画を立てやすくなります。志望校を決める上で、先輩の合格実績(卒業後の進路情報)を知るだけでも、その後、あなたの進路が大きく変わるかもしれません。まずは、目標を持つことが、合格への第一歩なのです。
●シラバス●
シラバスとは、授業の大まかな学習計画です。高校では、科目名や取得単位数、年間授業時間数、使用教材、期間ごとに行われる指導単元、到達度目標、評価等について掲載されているものを指します。※ 各高校により掲載項目は異なります。
【「シラバス」の記載内容 (例・数学Ⅰ)】
・1学年:普通科 2単位
・教科書:数研出版 高等学校数学Ⅰ
・副教材:数研出版 4プロセス・チャート式
・学習の目標:概念や原理・法則を理解し、知識として身に付ける。
このように、いつ、どの単元を学習するのかを明確に記載したシラバスを活用することで、定期試験の2~3週間前に配布されるテスト範囲を予測し、学習計画を立てることが可能です。特に、学校外活動や部活動、更に、文化祭や体育祭等がある慌しい1学期や前期は、学習習慣の確立が非常に難しい時期だとも言われています。
そのような状況の中、進路の手引やシラバスを上手に活用して、周りの生徒さんより早くステップアップしてみましょう。中学の学習量や質とは異なる高校の学習に対応することで、一味も二味も違うスタートダッシュとなるはずです。計画は、カテキヨーの先生と二人三脚で取り組んでいきましょう。