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レンガ造りの建物
2019年02月12日
レンガの積み方に種類があることをご存知ですか?
ひとつのレンガブロックを思い浮かべて下さい。いちばん面積が広い面を上下にして横から見た場合、横に長い長方形と短い長方形の2種類の面がありますよね。長い長方形の面を「長手」短い長方形の面を「小口」と呼びます。
建物の外側の壁面に、長手だけが見えるように積んでいけば「長手積み」、小口だけが見えるように積めば「小口積み」です。このとき、縦の目地が一直線にならないように積みます。
また、長手だけを横に並べた段と小口だけを横に並べた段を、縦に交互に積んでいけば「イギリス積み」、一段の中に、長手と小口を交互に横に並べ、それを縦に積んでいけば「フランス積み」と呼びます。
ちなみに、富岡製糸場はフランス積み、東京駅は長手積みです。
日本では、明治初期はフランス積み、その後イギリス積みになったそうです。
写真はイギリス積みの例です。JR菊川駅近くの製茶倉庫跡です。
最近は防災の観点からか、古いレンガ造りの建物が取り壊されることが多いようです。
レンガ造りが好きな私としては、ちょっと悲しいです。
日々の勉強も、レンガ造りの建物のようにしっかりと積み上げていきましょう。
静岡事務局所属:教師Mより