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お空が赤いのは・・・
2019年03月22日
4歳の娘がまだ3歳のころ、夕焼け空を見て言った言葉。
『お空が赤いのは、どこかぶつかったからなのかな?』
…思わず微笑んでしまいました。
さて、夕焼けという現象はどのようにして起こるのでしょうか?
普段私たちが見ている太陽の光には、赤・橙・黄・緑・青など、たくさんの光が含まれています。絵の具はすべての色を混ぜると黒色になりますが、光はたくさんの色が混ざって白色光となっています。
夕方になると、太陽は斜めの角度から差し、太陽光は昼間より大気の層を長く通過します。大気の層を長く通過すると、青い光は大気中の分子にぶつかって私たちの目に届かなくなり、ぶつかりにくい赤い光が届くようになります。このようにして空が赤く見え、夕焼けが起こります。…お空が赤いのは、太陽光がお空の分子にぶつかっていたからなんですね。娘の言ったことはあながち間違いではなさそうです(笑)。ちなみに、夕方、地平線や水平線の近くで満月が赤く見えるのも、同じ原理なんですよ!
さて、最後に。
春、真っ盛りの今、太陽のまわりが何重にも虹色に彩られるキレイな現象が見られることがあります。これは「花粉光環(こうかん)」と呼ばれ、大気中に舞ったおびただしい量の花粉が、太陽の光を曲げることで起こる現象です。太陽の周りに虹色の輪っかが見えたら、みなさん、要注意です!!
藤枝事務局所属: パワフル先生