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ポテトチップス
2019年08月02日
今から2年ほど前の2017年4月。菓子製造・販売大手のカルビーと、同じく業界大手の湖池屋が
ポテトチップスの一部商品の販売終了や、休止を発表しました。
これは、その前の年の台風の影響により、じゃがいもの不作が原因とのことです。
世界の作付面積は、小麦、トウモロコシ、米、じゃがいもの順になっています。
初めは、栽培気候が適した北海道で栽培されていましたが、明治時代以降
カレーやコロッケの人気で、じゃがいもは全国で栽培されるようになりました。
しかし、米(こめ)の生産拡大によって、再び北海道が生産の主力になりました。
北海道の年間じゃがいも生産量は、国内生産の、じつに8割になります。
2016年の夏の台風によって、北海道のじゃがいも生産は大打撃を受けました。
湖池屋などは、北海道に生産委託工場があるが、浸水被害によって操業停止に追い込まれました。
海外から一時的に輸入をしても原料不足と判断したそうです。
日本では、原則として生食用のじゃがいもの輸入が禁止されており、例外的に不作などによって
不足する数カ月に限り認められています。アメリカからの輸入は過去に病虫害報告があり拡大する
のは困難で、中国からの輸入は、病虫害報告はないが遺伝子組み換えのじゃがいもが多く、
やはり輸入拡大困難とのこと。
現在では、加工用じゃがいもの不足はないものの、カルビーの「カール」や、森永製菓の
「森永チョコフレーク」が、スマートフォンの操作の際に画面が汚れる等の理由によって販売が
中止になる中、ポテトチップスには ぜひとも頑張ってほしいと切実に望んでいます。
浜松事務局:以前ポテチ好き