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祝トムス55周年
2019年08月23日
皆さまごきげんよう。今年は東京ムービー誕生55周年だそうです。現在はトムスエンタテイメントです。アニメ制作の
大手ですね。作品にはTMS名義で書かれていることが多いので,見たことがある方もいらっしゃることでしょう。
代表作品には「ルパン三世」「天才バカボン」「エースをねらえ!」「あしたのジョー」「じゃりン子チエ」「ベルサイユのばら」「名探偵ホームズ」「名探偵コナン」「アンパンマン」「ムシキング」「弱虫ペダル」など,懐かしい作品から最近の作品までずらりとあります。
アニメを見て育ってきた私としては感慨深いものもありますし,先月の京都アニメーションの悲劇もあります。痛ましく非常に悲しい出来事でした。
日本のみならず,世界的な損失だと思います。アニメファンとしては今後も素晴らしい作品を拝見し続けたいです。
さてさて,ルパン三世のTVスペシャル「ワルサーP38」を久しぶりに見てみました。この作品はテレビシリーズや他TVスペシャルとは違い血などが描かれているので,大人向けの作品かなという印象で,ルパンが過去の自分にケリをつけるという内容が多くの人の頭に残ったことでしょう。当時の宣伝でもそのシーンが使われていたと記憶しています。
また,この作品のテーマの一つが「自由」です。作品中,ルパンの「自由ってのは,しんどい嫌ぁなこともやらなきゃいけないんだぜ」という台詞が妙に頭に残っています。人間はいつも好きな事ばかりしているわけではありません。しんどいコト嫌ぁなコトもしなければいけません。大人ならば皆キチンと「しんどい嫌ぁなコト」をすることでしょう。願望ですが。しかし,子供となりますとまだまだそのような意識が育っていない子も多いですね。子供に「大人になれ」と言うのは簡単です。しかし,そのようにさせることは難しい。どのように気持ちをもっていけば「しんどい嫌ぁなコト」をすることができるのか。常に考えていることです。子供に合わせて気持ちを揺さぶる必要があります。一概にはなかなかまとめられません。
アニメを見て育ってきた者ですから,今後も見続けることでしょう。アニメは物語です。今まで知らなかったことを知ることになる。すなわちこれは勉強と同じことです。しかし一般的な勉強とは違います。テストとは関係ありません。広い意味での「教養」に入るのではないかと思います。もちろんテストで点を取ることは大切です。テストで点を取るには,教科書内容を理解し演習問題を練習することです。ですから,子供に対しては「遊びは大切だ。だが,やることを十分にキチンとやってから遊べ」という言い尽くされた言葉にまとめられてしまいます。この言葉を子供に言って響くのか。悩みどころですね。
藤枝事務局所属: 番頭先生より