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童謡の謎(Part.2)

2020年03月13日

前回からの続きです。

雨情先生作詞の「赤い靴」は、静岡県にゆかりがあったお話しについてです。

先日、静岡市の日本平「夢テラス」に行ったとき、恥ずかしながら初めて知ったんです。

童謡「赤い靴」に登場する「女の子」は、現在の清水区で生まれ育った「きみちゃん」という実在する人物でした。

夢テラスには歌の石碑があります。また、歌詞にある「横浜の埠頭。。。。」ですが、横浜ではないのですが、「きみちゃん」の像は麻布十番にたっています。ぜひ、見てください。

「きみちゃん」は、その後、悲しい運命をたどります。

さて、本題の「こがねむし」は、なぜ金持ちか、です。諸説あるのですが、一番インパクトがある説をお伝えします。

まず、童謡中の「こがねむし」は、「ゴキブリ」のことです。実際、雨情先生の故郷、北関東では「ゴキブリ」のことを「こがねむし」という地域があります。この童謡が発表された大正時代の日本は厳しい状況で、決して裕福な家庭は多くありませんでした。食べるものも余っていません。そんな中で、ゴキブリが現れるのは餌がある、つまり裕福な家庭で、それを妬んだ歌、うらやんだ歌という説があります。

そして、子どもに飴の1つも食べさせてやりたい。そんな、親の子どもに対する切なる願いが込められているのでしょう。歌詞中の「飴やで飴を買ってきて、子どもに飴を舐めさせた」の部分です。

いつの時代も、親が子を想う気持ち。

そう考えると、ちょっと切なく、すてきな童謡かもしれませんね!!

 

 

 浜松事務局 浜松のテニスの小(こ)叔父様

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