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うちわの半分はオレンジ色
2020年07月31日
小学一年生の娘が、幼稚園に通っていたときのお話です。娘の描いた夏祭りの絵を見たところ、
『うちわ』が半分オレンジ色で塗られていました。なぜそう塗ったのかを聞いたところ、娘曰く、
「夕方で、太陽の光がうつってる」
・・・子どもの感性って、本当に凄すぎます!!
さて、太陽のお話が出たところで、みなさんに質問です。
「1億5千万km離れた太陽まで、『光の速さ』で進むと、どのくらいの時間がかかるでしょうか?」
答えは、『8分』です。光が進む速さは1秒間になんと約30万km。1秒で地球を7周半、
月まで1.2秒でいける速さです。凄い速さですね。
それでは、更に話を進めてみましょう!
この光の速さで、太陽系の端の海王星まで進むのに、約3時間かかります。ここで再び質問です。
「夜空で光っている星(恒星)で、一番地球から近い星は太陽です。それでは、二番目に地球から近い恒星は、
光の速さでどのくらいかかるでしょうか??」
10時間? 3日間? ・・・いいえ、答えは・・・
『4年と1か月』です。時速100kmの宇宙船でいくと、なんと12600年もかかってしまいます。
人類は、お隣の恒星にすら、行くことは不可能なんですね。
それでは、更に更に、話を進めてみましょう!
夜空に見える星が約2000億個集まって、『銀河系』という銀河を作っています。私たちの太陽系が所属するこの
『銀河系』は、端から端まで行くのに、なんと光の速さで約10万年もかかる大きさです。ちなみに地球から見える
『天の川』は、銀河系のグルグルしてる渦の一部を見ていることになります。天の川の川幅はとても大きく、
織姫と彦星は光の速さで15年も離れた場所にいます。二人はとんでもなく遠く離れた、大遠距離恋愛なんですね。
さて、『銀河系』のお隣の銀河は、あの有名な『アンドロメダ銀河』です。光の速さで進んで約250万年もかかってしまう距離です。
その様な銀河が、宇宙にはなんと!約2兆個あります。宇宙の端から端までは、観測できている範囲では光の速さで
約130億年、観測できない範囲を考えると、宇宙の直径は光の速さで約464億年・・・もう、何がなんだかサッパリ分からないですね(笑)。
これだけ宇宙が広ければ、宇宙人がいても全然おかしくありません。
・・・宇宙のどこかの星で、同じようにうちわの半分をオレンジ色に塗っている子どもが、いるかもしれませんね!
藤枝事務局 パワフル先生