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文章読解という名の迷路
2020年08月07日
8月以降、中高生の皆さまから「国語がよくわからない」「 文が何をいっているのかわからない」 という
感想を耳にすることが増えます。単刀直入に申し上げると、 何を言っているか、 主張が明確でわかりやすい
作品はそもそも試験に採用されないそう です。語弊はあるかもしれませんが、 同じようなことを違う言い回し
でくどくど述べている文のほうが問 題を作りやすいというのが、 ある受験誌で読んだ某問題作成者の弁です。
よって「文章がわかりづらい」 という感想だけは本質的な解決策にはならないのです。
一歩その先へ。一歩目は、試験前提の文章読解は、 日常で目にする文の読みとりや読書とは全く別のものと
して理解す ること。そして私情を挟まずに、書かれていることを淡々と分析す ることかと思われます。
要らないのは私情であり、 必要なのは思考です。
・・ということで、少々くどくどとした文体で書いてみましたが、 要点を20字以内にまとめると
「 試験では客観的に文章を分析すべきである。」です。
そうです。要点をまとめると、 面白さのかけらもない内容になるのです。裏を返せば、 人間が身につけた、
だから、 日常の言語活動と試験用の文章読解はやはり別物です。
(個人の見解です。異論は認めます!)
藤枝事務局 yk