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第6回 はじめての大学入学共通テスト②

2020年08月20日

第5回では、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の概要をお話ししました。

「評価されるポイントが変わるんだ。」「問題のページ数、増えるんだね。」「難しくなりそう・・・」という話でしたね。

では、今回は、もう少し掘り下げて、一部の科目について変更点や注意点を見ていきましょう。

 

  • 英語 試験時間・・・リーディング80分 リスニング60分

 共通テストでは2技能を評価します。英語の4技能とは「聞く(Listening)」「話す(Speaking)」「読む(Reading)」

「書く(Writing)」力のことです。共通テストはその中の「Reading」「Listening」の2つの試験で構成され

発音、アクセント、語句整序などを単独で問う問題は作成しない。

・実際のコミュニケーションを想定した明確な目的や場面、状況の設定を重視する。

としています。

 「リスニング」の読み上げ回数については1回読みと2回読みが混在します。話者は英語を母国語としない人物による

読み上げも含まれるようです。より実際のコミュニケーションを意識した出題となるのですね。また大きな変更点の一つとして、

「リーディング」と「リスニング」の配点を均等とする、という点があります。

これは英語教育改革の方向性の中で4技能のバランスの良い育成が求められていることを踏まえた変更です。

共通テストの配点は1:1ですが、各大学の実際の入試での各技能への重みづけは、各大学が判断します。

ちなみに静岡大学は3:1となっています。リスニング対策が、今までよりも重要になりますよ。

 

  • 国語 試験時間・・・80分

 共通テストの目玉になるはずだった記述式問題の出題は見送られました。しかし、思考力・判断力を評価するための出題形式

となり、複数の情報を読み取って答える問題や、会話文や日常生活に密着した場面設定などは当初の予定通り導入されます。

「センター試験」にはなかった『実用的文章』の出題が大きな変更点です。試行調査では、生徒会規約についての題材が

採り上げられました。問題はすべての大問が一つの題材で問題を作成されるのではなく、異なる種類や分野の文章を

組み合わせた、複数の題材から問題が構成されます。

文章だけでなく、表や写真、ポスターなども含まれ、文章読解力だけでなく、情報を読み取る力も必要です。

 

  • 数学 試験時間・・・数学Ⅰ・数学ⅠA70分 その他60分

 数学も記述式問題の出題が見送られましたが、思考力・判断力を評価することには変わりなく、読解力を要する問題が

出題されます。数学的な問題解決の過程を重視し、目的に応じて数・式、図、表、グラフなどを活用し、数学的に処理

することが求められるのです。

日常的な会話文を採用する問題もあります。文章量が非常に多くなります。必要な情報は全文を読んで取得するしか

ないのです。処理にとても時間がかかりますね。数学の力を発揮する前に読解力が大いに求められます

問題のページ数はセンター試験よりも8~9ページ増える予定です。どれだけ情報が増えるのか、想像ができますね。

 

  • 社会科  試験時間・・・60分

 地理歴史、公民分野から1科目か2科目を選択します。社会科も問題形式が多彩かつ複雑になります。問題を解くのに、

課題文を読み、複数の資料から情報を得て考え、さらに選択肢を注意深く読むことが必要な問題が多く出されます。

簡単には解けず、時間がかかるものばかりです。

正確な多くの知識が必要です。教科書で扱われていない初見の資料が出され、そこから得られる情報と、授業で学んだ

知識を関連付ける問題、仮説を立て資料に基づいて根拠を示し検証する問題、歴史の展開を考察し、時代や地域を超えて

特定のテーマについて考察する問題、などが出されます。

問題のページ数は増加しますが、問題数は減ります。ここからも1問あたりに使われる文章や資料が増加することが

うかがえますね。

 

  • 理科 試験時間・・・60分 基礎科目は2科目で60分

 日常の学習場面の会話や身の回りの出来事を題材にした出題が多くなります。そこでは、身につけた知識を活用して

考察することが求められます。

理科でも図や資料が多用され、資料を読み取る力を問う出題が多くなります。教科書で学ぶ基礎的な知識を活用しながら、

資料を読み取ることで解答できる出題となるのです。2017年度に行われた試行調査では、理科の難度の高さが指摘

されました。その後、計算が必要な問題を減らし、基礎的な知識があれば解答可能な問題が増加しましたが、それでも

センター試験よりは難易度は高いままです。ほかの科目と同様、初見の資料や日常的・身近な題材や、複数の単元の内容を

含む大問が出題されることが大いに予想されます。

 

教科ごとに、ポイントを絞ってお話ししてきました。あなたは何を感じましたか?

どの科目も 読解力 がポイントです。従来の『知識・技能』だけでなく『思考力・判断力・表現力』が問われるのです。

毎日の学習では、それらの力を育てる勉強も加えていきましょう。

 

 ここまで新しい入試制度について、理解を進めてきました。

次回最終回では、『新学習指導要領』について お話しします。