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『人は突然歩けなくなるとどうなるか』
2020年10月09日
8月のある日、突然、足の激痛で歩けなくなってしまいました。最初は地元でも大人気の整形外科を受診したのですが、
レントゲンを撮ったあと十分な説明もなく、「足の骨の変形が原因でしょう。痛み止めを出しておきます。患部をよく
冷やしてください」と、『冷』湿布を処方されました。診察時間は約2分。機械的で淡々とした診察で、結局、私の体
には一切触れることはありませんでした。私としては、今、自分を襲っている激痛を何とかしてほしかったのですが、
もらった痛み止めを飲んでも激痛は収まりません。立っても激痛、座っても激痛、仰向けに寝ても激痛。とにかく
どんな格好をしても激痛です。結局痛すぎて一睡もできず、我慢は限界に達し、市立病院へ救急で受診することになりました。
市立病院の医師はまず私の足に触れ、足がどのように痛いのかを、じっくりと調べていました。そして足が痛いはずなのに何故か、
『腰』のCTも撮ることになりました。が、その理由はすぐに分かりました。なんとその後のMRI検査の結果から、私の病名は
『椎間板ヘルニア』であることが判明したのです。私のヘルニアはちょっと特殊で、変形した脊椎が足に繋がる神経を大きく刺激
してしまうため、足に激痛が走っているとのこと。医師は、たくさんのことを本当に細かく説明してくださり、私の質問にもすべて
丁寧に答えてくださいました。そしてすべての診察が終わったあと、私は自然と笑顔になっていました。心が満たされ、
『この先生なら信頼できる。頑張って治療をしよう!!!!!』
と思えた瞬間でした。診察時間は40~50分。医師からは手術直後に使うような強力な痛み止めを処方されました。また、「神経なので
『冷』湿布ではダメです。逆に温めてください。」と言われました。その後一週間は絶対安静で寝たきり状態でしたが、おかげさまで
現在は無事、仕事に復帰できています。
今回、突然歩けなくなって学んだことが2つあります。
一つ目は、歩けることは大変素晴らしいということです。歩ける、見える、聞ける、話せる・・・普段できる当たり前のこと、
不自由なく普通に生活できることがどんなに幸せでありがたいことか、身をもって学ぶことができました。
二つ目は、『医師と患者』との間には信頼関係が重要であり、それは『教師と生徒』との間でも同じことが言えるということです。
生徒のことをどこまで深く考えているか。生徒の気持ちを満たすにはどのようにしたらよいか。親御さんの我が子への想いはどのくらい深いのか。
生徒から、
『この先生なら信頼できる。頑張って勉強をしよう!!!!!』
と思ってもらえるよう、また、生徒を笑顔にできるよう、今回学んだことを活かして、これからもパワフルに頑張ります!!
藤枝事務局 パワフル先生