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2021年度 中学校の新学習指導要領は何が変わる?
2021年02月10日
2020年度から学校教育が大きく変わっているのはご存じですね。
小学校の教科書は2020年度から変わりました。
今回は、中学校の新学習指導要領についてお話をします。
学習指導要領とは、文部科学省が定めるカリキュラム(教育課程)の事です。
子ども達が社会の中で生きていくためには、必要な知識、思考力と主体的に学習に取り組む姿勢を身につける必要があります。私たちの周りにあるさまざまなものが 時代の変化に合わせて変わっていくように、従来の学習指導要領では、急速に変化する時代の中で対応できない点も多くなってくるのです。そのため、学習指導要領は 約10年に1度ごとに改定されています。
中学校では2021年度に 新学習指導要領が導入されます。
では、どのように変わるのでしょうか。
今回の新学習指導要領改訂は
①知識と技能の習得
②思考力・判断力・表現力の育成
③主体的に学習に取り組む姿勢
などの3つの柱からなる「資質・能力」をバランスよく育んでいくことを目指しています。
教育改革の目的は、子ども達に大きく変化していく未来の社会を生き抜いていくための力を身につけてもらう事です。
急速なデジタル化、環境問題やエネルギー問題等を、異なる文化や価値観を持った人たちとコミュニケーションを取りながら課題解決していく事が求められるようになってくるでしょう。
「主体的・対話的で深い学び」の実践として、課題解決的な学習や発展的に繰り返されていく探求型学習が、今後さらに中学校の授業に取り入れられていくと思います。
新しい教科書でも、「主体的・対話的で深い学び」へ導く仕掛けが設けられており、課題解決に主体的に取り組む態度を養うため、教科書にも工夫が凝らされています。
次回は、中学校の教科書改訂について、お話をします。