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散乱と海の科学
2021年12月24日
こんにちは!
前回は、「海が青い理由」について説明しました。
水が青色以外の色を吸収するので、海の中では青く見えるんでしたね。
さて、それでは、海中から海面を見ると何色に見えると思いますか?実は、青色ではなくて銀白色に見えるんです。いわゆる、青魚(イワシや、サンマなど)と呼ばれる魚は、背中が青色、お腹の部分は銀白色をしています。この色だと、上から見ても、下から見ても海中での色と同じに見えるので見えにくくなります。下から海面を見ると銀白色ですから。。。その結果、青魚は捕食されにくくなります。
それでは、赤く見える魚はどうでしょうか?鯛の中には、からだの大部分が赤色をしている鯛がいます。青い海の中で赤!!これは、もう自分がここにいるから食べて下さい。または、自分がここにいるから、自分に食べられるなよ!と、いうことで、赤い鯛、例えば、マダイには良いことがありませんよね。赤だと、目立つだけなので。。。
それでは、なぜ、赤いんでしょう?
はい。こちらは、水は青色以外の色を吸収してしまう。という性質が大きく影響します。海中では、青い光しか届かず、青一色なんです。海中では、赤い魚は、赤ではなくて青く見えます。だって、青色以外は吸収されるので。
こんな理由で、魚の表面の色が決まります。魚は、すべて、知っているんでしょうね(笑)
色に関しては、本当に興味深いことが多いです。
最後に、簡単な質問を。赤いリンゴはなぜ、赤く見えると思いますか? 赤いリンゴだから?いえいえ。赤いリンゴは、赤い色以外を吸収するから、赤色しか残らないからです。海中が青い理由と同じですね。ぜひ、色について、他にも学んでみて下さいね!!
浜松事務局 テニスの小(こ)叔父様