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大仏様の毒

2022年03月25日

奈良に行ったら何をさておいても会いに行くのは、「奈良の大仏様」で人気の東大寺の大仏=虚舎那仏ではないでしょうか。
しかし、この大仏様はもしかしたら日本の公害の最初の例かもしれないのです。
奈良の大仏はブロンズといわれる青銅製です。青銅は銅とスズの合金でチョコレート色の金属です。チョコレート色 の奈良の大仏様が、なぜ青銅製といわれるのかは不思議な話ですが、これは奈良の大仏様が乳母日傘でいるからです。
同じ青銅製の大仏様でも鎌倉の大仏様は屋根もない所に雨ざらしです。そのためこちらは錆が出て緑色に美しく彩られています。つまり青銅とは、この錆びた状態をさして名づけた名前なのです。銅の青い錆は一般に緑青といわれ、かつては有毒とされましたが現在では無毒であることがわかっています。
今ではチョコレート色の奈良の大仏様も完成したときは金メッキによって金色に輝いていました。
「当時は電気がなかったのに、なぜメッキが…」などと言わないで下さいね。電気を用いたメッキは電気メッキといってメッキのうちの一種に過ぎないのです。
奈良の大仏様に用いられたメッキ法は、アマルガム法でした。アマルガムとは水銀合金一般のことをいいます。すなわち、金は水銀に溶けて泥のような金アマルガムになるのです。これを大仏様の全面に塗ります。そして大仏様を適当な方法で加熱すると、沸点の低い水銀だけが蒸発し大仏様の表面には金だけが残るのです
ここで問題なのは、水銀は比重の大きい金属だと言うことです。狭い奈良盆地に立ち込めた大量の水銀蒸気はどこへ発散することもなく、奈良盆地に降り注いだことでしょう。結果は、水銀公害です。いくら無機水銀だから害はないといっても
問題は量です。奈良の大気、大地、地下水は水銀にまみれたことでしょう。
奈良は中国の長安をまねて国家を挙げてつくりあげた大都市ですが平城京の歴史は710年から長岡京に遷都する784年までのわずか70年ほどです。その後は農地として放棄されました。これは水銀公害のせいではないかといわれています。
色んな事が複雑に絡み合っているのですね。
今年もコロナ禍で学生生活を過ごされた皆さん、修学旅行も中止や延期変更で奈良京都に行けなかったかもしれませんね。
コロナが落ち着いてチャンスがあれば是非奈良に行ってみて下さい
卒業&進級おめでとうございます。
 藤枝事務局 UT先生