「天気雨」はなぜ降るのか、ご存じですか?
天気雨に関係する雲は「積乱雲」です。
積乱雲とは、強い上昇気流によって発達した鉛直方向に伸びる雲ですが、水平方向の広がりは、数キロメートルから数十キロメートルと狭く、積乱雲がもたらす雨や雷などの気象現象は、続いても30分から1時間程度と短いのが特徴です。
そのため地上で雨が観測されても、その雨を降らせた雲がすでに遠ざかっていたり消えたりすれば、晴れていても雨が降っているように感じするのです。
また風が強ければ、降らせた雲の位置から雨が横風に流されて晴れた地域で落ちてくる場合も天気雨になります。
ところで天気雨は「狐の嫁入り」とも呼ばれますね。
狐といえば「お稲荷さま」ですが、お稲荷さまは農耕の神さまです。狐は稲作の害になるネズミを捕ってくれるので農家にとってはありがたい動物です。それが転じて「天気雨」は幸運をもたらすものと考えられてきました。
今年の1月15日に静岡県河津町で海から昇る「だるま朝日」が観測されました。
夜間の放射冷却によって空気が冷されると比較的暖かい海面との温度差によって光が曲げられて蜃気楼が発生します。すると太陽の下にもうひとつ太陽がくっついているように見えるのです。これが「だるま朝日」です。
1月15日は大学入学共通テストの初日でした。受験生にとってこの「だるま朝日」は吉報をもたらすものとして話題になりました。
自然現象には縁起が良いとされるものが多くあります。不安を感じながら日々の勉強を続ける受験生にとって、このような縁起のよい自然現象を自分を励ますきっかけにしてもいいかもしれませんね。
静岡事務局 教師Mより
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