今年の夏も暑かったですね。日本でも過去最高気温を記録を塗り替えた地域が増えています。
ところで世界でもっとも暑い場所としてしられているのがアメリカのカルフォルニア州デスバレーです。
デスバレーでの最高気温の記録は1913年に記録した134度です。「まさか!」と思いましたね。そうです。これは華氏134度のことで、日本で使われている摂氏では56.7度となります。それにしても高すぎますね。
日本でも使っている「摂氏」は、正式には「セルシウス度」と呼ばれスウェーデンの学者アンデルス・セルシウスによって提唱されました。
知ってのとおりセルシウス度は水が氷にある温度を0度とし水が沸騰する温度を100度として温度を決めてあります。
一方「華氏」は正式名を「ファーレンハイト度」といいドイツのガフリエル・ファーレンハイトが提唱しました。
「ファーレンハイト度」は水が氷になる温度を32度、水が沸騰する温度を212度としています。
なぜこのような中途半端な数字で決めているのかにも、それなりの理由があるのですが、ここではそれは置いておいて、ファーレンハイト度の実用性について説明します。
実はこのように決めると日常で体験する温度がだいたい0度から100度の中におさまってしまうのです。
華氏0度は摂氏ではマイナス17.7度で「めちゃくちゃ寒い」温度となります。華氏100度はだいたい摂氏37.7度でこれより体温が高くなれば病院に行こうということになります。
また1度ごとの間隔も十分に小さいので小数を使う必要があまりありません。そして一般的な地域(ここではアメリカ)では負の数を使う頻度もそれほど多くならないのです。
いまでこそ負の数や小数は、だれでも理解できるものと考えられていますが、以前はそうではありませんでした。華氏は0から100までの数字を数えることができれば誰にでも使えるので便利だったのです。
現在華氏は主にアメリカでしか使われていません。それが残っているのは誰にでも使える実用性があったからです。
数学や理科で使っている単位にはそれぞれ意味があります。それを知れば勉強の理解が深まります。
静岡事務局 教師M
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