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助動詞の役割
2023年03月17日
今回は、助動詞について話します。
助動詞とは、活用のある付属語です。例えば、ここまでの文章で出てきた「ます」や「です」などがあります。古文を勉強する時には助動詞の活用表を暗記する生徒さんも多いことでしょう。助動詞の活用表を正確に覚えるのは簡単ではなく、その勉強で古文が嫌いになってしまう生徒さんも少なくありません。
「実際に古文を読むために、助動詞の活用表の正確な暗記が必要か」と問われたら、私は「全てを正確に覚える必要はない」と答えます。動詞、形容詞、形容動詞の活用が覚えられていれば特殊型の助動詞の活用だけ覚えれば良いですし、本文の内容を誤りなく読み取るという意味では打消の助動詞だけ覚えれば、それほど間違った解釈にはなりません。簡単な例をあげるなら、「行きぬ」(カ行四段動詞連用形+完了の助動詞終止形=「行った」)と「行かぬ」(カ行四段動詞未然形+打消の助動詞連体形=「行かない」)の違いが分かるかどうかというところです。この判断には、助動詞の接続や意味を覚えることが重要になります。まずは、打消や打消推量の助動詞から覚えてみては、いかがでしょうか。
それでは、助動詞の役割とは何でしょうか?
助動詞には話し手の細かい感情を表現するという役割があります。助動詞が分かると、より深く豊かに古文を味わうことができますよ。
沼津事務局 国語はお任せ先生