成長のきっかけをつくりたい。

そう思って日々指導しています。

高校３年間マンツーマン授業で担当した生徒Aさんは、

学校から課される夏休みの宿題を、

最後の2日間で仕上げるタイプでした。

前もって計画的に、と指導したところで、

「自分は追い込まれないとできないタイプなんです」なんて言って、

徹夜で始業式を迎えていたのです。ちなみに、一部の宿題は間に合っていませんでした…。

Ａさんの言葉の中に、「どうせ自分なんて」という思いが潜んでいるように思えました。

ところが、指導2年目から少しずつ変わり始め、

時間がかかるものは、親戚宅への帰省前に手をつける、といった計画性が見られるようになりました。

指導3年目は、学校の宿題を夏休みにどう仕上げていくか、週単位で計画するようになり、

より充実した成果を上げるために休み前から作戦を考える、といったように成長を遂げたのです。

「2年前のAさんに、今のAさんを見せてあげたいね！」と声をかけると、

照れくさそうに微笑んでいた姿が目に浮かびます。

考え方を変えたきっかけが何だったのか、Aさんに聞いたことがあります。

「いや～、やっぱり結局、前もってやっていったほうが良いって気づいたことですかね」

うーん、これではきっかけが何だったのか、はっきりわかりません…笑

ちなみに、Aさんの身近にいる大人の一人として私が徹底したことは、Aさんの良いところや成長を言葉で伝え続けたことです。（同じくらい、注意もしましたが笑）

これによって、「どうせ自分なんて」という呪縛から解放するきっかけに少しでもなっていたとしたら、嬉しい限りです。

講師がどこまで良い影響を与えられるかは未知数ですが、その力は大きいと信じて一人一人を大切に指導していきます。

さて、最近の eトレ生の様子は…

中学生　Ｂさん

数学で平方根に挑戦中です。前は例題の問題を飛ばしていきなり練習問題に入っていましたが、

最近は例題の問題にもきっちり取り組むようになりました。そのおかげで、練習問題の正解率が上がり、学習が効率化しました！

それでは、また♪